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VOICE OF GRADUATES大学合格体験記

2023年度(2024年3月卒業)

合格体験記2023年度(2024年3月卒業)

上野 詩奈(アカデミーコース 丹波市立氷上中学校出身)
徳島大学 医学部 医学科 合格(学校推薦型選抜)

私は学ぶことが大好きです。学ぶことで、昨日まで自分にはなかった知識や力をつけていくことができるからです。人それぞれ勉強法には違いがあり、試行錯誤して目標に向かって頑張っていくということは私にとって、とてもワクワクすることで、家でも、学校でも、どこでも学ぶことが本当に楽しかったです。
私が医学部を目指し始めたのは、高校2年生頃です。受験勉強は、計画的にすることが大切だと思います。私は1週間のやるべきことを書き出し、できたら消していくという方法をゲーム感覚で取り組みました。楽しむことが1番です。また、クラスのみんなから刺激をもらいつつ、自分のペースで一生懸命勉強するというバランスも必要だと感じました。 思うように点数が伸びていかない時も、同じ問題をまた間違えた時も、常に向上心を持ち、勉強し続けられたのは、家族や仲間、先生たちがいてくれたからだと思い、心から感謝しています。
先生に英作文などの添削をしてもらったり、勉強法について相談したりすることは、自分で動くことでできることだと思います。私は多くの力を、いろいろなところから積極的に吸収していこうと思っていました。
最後に、私は「学ぶことは生きること」だと考えています。日々の勉強と情熱を大切に、最後まで頑張ってください。



松本 大和(アカデミーコース 丹波市立和田中学校出身)
大阪大学 経済学部 経済・経営学科 合格(一般選抜前期日程)

アドバイスとしては、できるだけ楽しく勉強できる方法を考えると良いと思います。特に熱烈にやりたいことがある人とかは別ですが、僕はそうではなかったし、それが多数派だと思うので、やりたいことがないうちはとりあえず興味が赴くままに学んでみたら良いと思います。特に数学とかは解けるようになると結構楽しくて、数学ばかり勉強してしまうようになるくらいには魅力的な教科なので、やりはじめは数学がおすすめです。
また、好きな教科を作る以外には、インターネット等で勉強のやり方等についてたくさん調べてみることが大事だと思います。インターネットは誰もが使っているものなので、インターネットの情報を知らないということはそれだけで他の人に遅れるということになるので、調べられる限り調べ尽くしてできるだけ楽に良い点を取るにはどうすれば良いかを考えれば良いと思います。
あとは、受かるかどうかギリギリだったり、あんまりにも志望校に受かるには実力が足りなかったり、受験の終わり頃だと精神衛生上とても良くないので、できるだけ余裕を持って勉強しておいたほうが良いと思います。



山邉 陽(アカデミーコース 丹波市立市島中学校出身)
筑波大学 理工学群 社会工学類 合格(一般選抜前期日程)

合格できた一番の要因は、周囲の環境です。応援してくれた親や、助言してくださった先生方、一緒に勉強してくれた友達に感謝しています。
これから受験をする人に伝えたいことが一つだけあります。それは、英作文を秋までにはやっておいた方がいいということです。私は11月頃に速読英単語を使って英語を読む練習を始めました。この時の予定では英作文の対策は2月の二次試験の直前にやるつもりでした。しかし、2月10日の私立入試が終わった日の夜から発熱して、それから1週間ほど風邪をひいていました。ここから勉強のやる気がおきず、やる予定だった英作文の対策はできずに二次試験に挑みました。本番では自由英作が出題されて、試験が終わってからとても不安でした。なので、英作文の対策は後回しにせず早めにやっておきましょう。



髙槻 真由(アカデミーコース 丹波市立春日中学校)
神戸大学 医学部 保健学科 看護学専攻 合格(一般選抜前期日程)

私は2年生の3月頃から本格的に受験勉強を意識しました。共通テストを利用する推薦を利用しようと思っていたことや、第一志望の二次配点率が半分くらいだったこともあり、まずは主に共通テストをメインに勉強していました。みなさんも志望校に合わせて、何を優先的に勉強するかを考えることがとても大切だと思います。共通テストに関していうと、リスニングは早めからやっておくのがいいと思います。慣れが大事なので週1回、1日10分でいいのですることをオススメします。私も直前期は毎日聞くことを意識しました。
次に私が受験期に意識していたことは、時間を上手く活用することです。電車に乗っている時や「スマホを使う時間」を「参考書を見る時間」にあてました。また私はずっと勉強するのがしんどいタイプだったので時間を決めて休憩をとったり、遊ぶ時には遊んだりもしていました。この時に自分なりにメリハリをつけていたのがよかったと思います。
また後悔していることは、3年生になると学校で模試が増えたり、演習や過去問を解く時間が多くなるので、1,2年生のうちに基礎をもっと固めておけば良かったなと思いました。何をするにしても基礎はとても大事だと思うので、3年生になってからも単語系は続けてやっていました。
どんなにしんどくても今までやってきたことを信じて、最後まであきらめなかったことが合格につながったと思います。また直前まで一緒に頑張った友達や様々な場面で頼らせてくださった先生方、支えてくれた家族の存在にはとても感謝しています。
時間は本当にあっという間で、入試が近づくにつれてもっと早くからやっておけば良かったと思うことが多々ありました。なので、みなさんはそう思わないでいいように頑張ってください。応援しています。



西川 有亜(アカデミーコース 京丹後市立峰山中学校出身)
神戸大学 国際人間科学部 環境共生学科 合格(一般選抜前期日程)

まず初めに私が伝えたいのは、受験生も意外と普通の生活をしていると言うことです。3年生になったら、1日12時間、毎日欠かさず勉強する、なんてことは不可能です。人間の努力というのは そこまで続くものでは無いからです。これは、ちょっとくらいの息抜きはしてもいいと安心してもらうための言葉でもあり、逆に、1,2年生の時から地道に勉強してないと3年生で取り返すのは厳しいという意味でもあります。
ここからは、(ほぼ)すべての受験生が通るであろう約1年のメンタル推移について話したいと思います(笑)。
まず、3年生の4月,5月。(ここまでに、入試に必要だけどまだ学校で習っていない分野、教科の予習を一周でいいから終わらせておくべきだと思います。)4月から、本格的に各教科の演習が始まっていきます。この辺りは、まだまだ気持ち的にも余裕があって、楽しんで新しいことを吸収できる時期です。
6月。模試祭りです。この前の模試をきちんと復習できてないのにどんどん次の模試がやってきます。焦ると病みそうになるので、自分の勉強タイプに合わせて、受けなくていい模試はスキップするのもありです。
7月,8月。難関大学では初めての大学別模試があると思います。ここで出来なくても落ち込まないこと。夏休みを有効に使って模試でみえた課題を解決して下さい。1人で勉強するより、教え合える友達と一緒に勉強するとメンタルが安定するのでおすすめです。
9月,10月,11月。最後の模試祭りです。自分の苦手分野と真剣に向き合うべき期間です。成績が伸びにくく、一番つらい時期だと思います。なので、学園祭は思いっきり楽しむとか、一旦気分転換を入れると良いと思います!
12月,1月初旬。共通テスト解きまくり期間。なかなかしんどいです。正直、ここから共通テスト本番まででほとんど点数は変わりません。なので、知識漏れを埋める、テスト勘を落とさないことを目標に勉強して下さい。
1月後半,2月。ここまで頑張って来られた自分に自信を持って、最後の追い込みです。とにかく過去問。二次試験2週間前ぐらいから不安が止まりません。ただ、3日前ぐらいから開き直ります。もはや楽しんでください。
国公立の日程で書きましたが、私立でも、日程が早まるだけでほとんど同じ感じだと思います。 自分の嫌な所と向き合い、たくさんの人に支えてもらいながら1年を過ごすことで、受験を終えた時には世界の見え方が変わります。どう変わるかは、ぜひ、受験を通して知ってほしいです。私はずっと、全国の受験生をリスペクトして、応援しています。頑張って下さい!



石塚 寛人(アカデミーコース 丹波市立和田中学校出身)
神戸大学 工学部 情報知能工学科 合格(一般選抜前期日程)

私は高校入学時から難関国立大学合格を目標にコツコツと勉強に励んできました。私が志望校に合格することのできた要因はやはり、コンスタントに学習を続けてきたことと、クラスの仲間や友達と研鑽を積むことができたことです。直前期には、ストレスのせいか体調を崩す事が多く、満足のいく勉強ができず落ちるかもしれないという不安を感じながら勉強を続けました。しかし、本番は自分の努力量に自信を持ち、絶対に受かるという強い思いで試験に挑んだ結果、合格を勝ち取ることができました。点数としては決して良いものではありませんでしたが、普段の努力と決して諦めない強い思いがなければダメだったかもしれません。私の体験談はほどほどにして、難関大学に合格するために、私が必要だと思っていることを2つ述べたいと思います。
まず1つ目はネット上に上がっている受験や参考書に関する情報に惑わされないということです。参考書を選ぶ時や勉強方法を調べることは大切ですが、書かれている内容は理想論が多いと私は感じました。だから、部分的に自分が必要な事だけ参考にして勉強に取り組んでいました。
そして、2つ目はマインドに関する事です。それは、自分の中に核となるものを持つことです。この核を持っている人は模試の結果に一喜一憂せず、地道に努力を続け、志望校に無事合格できると思います。私が述べたことも参考程度に受験生を含め、1,2年生の皆さん、志望校合格に向け、がんばってください。



今岡 功貴(文理進学コース 香美町立村岡中学校出身)
鳥取大学 工学部 電気情報系 合格(一般選抜後期日程)

私は後期試験で鳥取大学工学部に合格しました。私はクラブ奨学生として成美高校に入学し、寮生活をしながら3年間を過ごしました。また部活動のキャプテンも務め、最後の近畿大会まで残りました。そのため本格的に受験勉強を始めたのは、部活を引退した3年生の7月からでした。
私の受験を振り返って、もっと早くから勉強しておけば良かったと後悔しています。毎日の練習は決して楽なものではなかったし、“試合で勝たなければ”というプレッシャーもありました。しかし、1日30分だけでも机に向かっていれば…、隙間時間を活用できていれば…という後悔が今は残っています。
また支えてくれている人に感謝することが大切だと思います。感謝の気持ちがあれば、恩返ししたいという気持ちが芽生えるようになります。受験勉強で苦しい時にその気持ちが背中を押してくれました。先生方や友達はもちろん、毎日見守ってくれる家族にも感謝の気持ちを忘れず、勉強に励んでいってください。
以上の2点が私の受験を振り返って感じていることです。私は高校生活のほとんどを部活動に捧げてきましたが、それで良かったと思っています。その経験があったから苦しい時に踏ん張れたし、その時の仲間や顧問の先生にも応援していただいたからです。皆さんも受験でいっぱいにならず、成美高校での生活を謳歌してください。皆さんが何気なく築いた人間関係や経験が思わぬところで必ず受験に活きるはずです。私も卒業生として勉強や部活動に励むみなさんを応援しています。



中井 裕貴(アカデミーコース 丹波市立春日中学校出身)
京都教育大学 教育学部 数学領域専攻 合格(学校推薦型選抜)

私が合格した要因は、質の高い授業、熱心に教えてくれる教師、共に勉強に励む友達がいたことだ。勉強法は一般的な受験生と同じで、勉強に対しての向き合い方に重点を置いたのでそれについて記載したいと思う。
まず、自分をコントロールすることだ。プロのアスリートがメンタルケアをしているように、受験のプロを目指すなら、自分のメンタルやモチベーションを調整出来るようにする必要がある。また、自分の煩悩を抑制しながらストレスを逃すことも必要となる。
次に、教科の優先順位についてだ。私は「勉強したい」、「勉強しなければならない」、「勉強したくない」の順番でやることを決めていた。これは「しなければならない」と感じた時に絶対すると決めていたから上手く回っていたと思う。
そして、受験勉強と勉強はあくまで違うという認識で取り組むことだ。勉強は広義的な意味での「学ぶ」であるため、人は日々勉強している。それを理解した上で受験勉強を楽しんでもらいたい。さらに、一度興味を感じたことは徹底的にやりきることだ。哲学的なところまでしてしまうと勉強出来ないが、疑問に感じたなら飽きるまでやるとよいと思う。実際に私も数学の定理をたくさん調べたことで、問題の糸口を掴めたことがあった。
ここに記載していることが全員に当てはまるわけではないし、もっと良い考えがあると思う。合格の鍵であり、上記のことを達成するきっかけは、「自分を知れ」だ。何が好きか、何になりたいか、どんな癖があるか、どんな人間か、それを知り、自分を扱えたなら合格はきっとできる。



平田 悠(アカデミーコース 丹波市立市島中学校)
大阪教育大学 教育学部 学校教育教員養成課程 小学校教育(夜間)5年専攻 合格 (一般選抜前期日程)

私はこれからの未来を生きる子供たちの人生をより豊かなものにしていきたいという想いから大阪教育大学に進学することにしました。
私は別大学の学校推薦型選抜と二次試験の時に小論文の練習をしたので、小論文の書き方についてお伝えしたいと思います。教育学部の小論文を書く際に私がいちばん大切にしていたことは、”将来自分はどんな教師になるのかを思い浮かべながら書く”ということを大切にしていました。過去問や新聞で練習する際に様々なジャンルの問題を解くことになりますが、どの問題も子どもの発達についてや現代に取り巻く環境の変化が子どもにどのようにして影響するか、我々大人が子どもにどう接していけば良いのかなど、決まって子どもに関連する話題が出てきます。将来自分が教師になった時、この話題について自分はどう向き合うのか、どう人に伝えるのかということを”軸”にして考えることで書きやすくなりました。なので、私は自分の目標とする教師像をノートに実際に書き出しました。『子ども達に「生きていてよかった」「幸せだ」と言って貰えるような教育ができる教師になりたい』『いつもは明るく楽しく接し、子どもが誰かを大切にしていなければちゃんと叱ってあげられる教師になりたい』この様なことをいくつか書きました。これを先生から言われた時は正直意味があるのかどうか分かりませんでした。ですが、私はいつも先生から「あなたはいつも頭から出る答えを書いてしまっている。あなたの心の中に答えはあるのにどうしても頭で考えるからあなた自身の言葉で書けていない。」と言われていました。私は確かにそれまで”綺麗”に書こうとしており、”本心”では書こうとしていませんでした。無理矢理綺麗に書こうとしてはいい小論文は書けず、不自然なものになるばかりで、時間も制限時間以上にかかり、私も苦しみながら書いていました。自分の”軸”を意識し、頭で考えるのではなく、自分の心の声を書き出すことで制限時間以内に書くこともできるようになり、自分としても書いていて苦しむことなく書けるようになりました。ここまで読んでとてもスピリチュアルな話をされているように思う人もいるかもしれませんが、私はこの方法で小論文を良くしていきました。これから小論文を練習していく人、特に教育学部の小論文を練習していく人は小論文を書く基本的なノウハウはもちろん大切ですが、これを意識して書いて欲しいです。
成美高校の後輩が1人でも多く進路実現してくれることを願っています。特に、今の時代では”教師という仕事はブラックだ。”そんなことを言われている時代です。現代社会も目まぐるしく変化し続け、私たちが子どもの頃と今の子ども達への教育の方法や価値観、当たり前が変化し続けています。そんな時代に教師になろう、子ども達の為に何かをしてあげたいと思ってくれる”仲間”が1人でも多く夢を叶えてくれることを心から願っています。



高橋 美久(アカデミーコース 丹波市立和田中学校出身)
京都府立医科大学 医学部 看護学科 合格(学校推薦型選抜)

私は推薦入試で京都府立医科大学の看護学科に合格しました。
元々医療系の仕事に就職したいと考えて勉強を進めていました。この大学を受験すると決めたのは3年生の4月頃です。試験は11月頃にあり、選抜方法は小論文と英語総合と面接でした。志望理由書も必要であり、学校の先生にしっかりと添削をしていただき安心して提出することができました。私は早くから志望校を決めていたため合格に向けて長い間先生方にお世話になりました。小論文では自分の書きたいことが上手く表現することが難しく苦労しましたが、考えの整理の仕方を先生が教えてくださり自分の考えをまとめて分かりやすく文章にすることができるようになりました。英語総合は和訳を繰り返し行いました。基礎的な英語の知識を復習することも大切だと改めて思いました。どの教科の先生方も基礎から受験の対策を教えてくださり安定して過去問を解くことができるようになりました。
面接には苦手意識があり試験本番でも緊張しましたが、先生方に実践練習を何度も行ってもらったおかげでなんとかできたと思います。自分の考えていることを書き出してノートにまとめることもしました。
推薦入試は一般入試よりも早く行うため少し周りの人との緊張感が違いましたが、色々なアドバイスを友人達からもらうことができ、自信を持って試験に挑むことができたと思います。
自分のやってきたことを信じて受験も頑張ってください。



岡田 陸(アカデミーコース 丹波市立春日中学校出身)
大阪公立大学 商学部 商学科 合格(学校推薦型選抜)

私には一足早く春の風が吹いた。合格の2文字を見た時、拳を天に掲げた。福知山成美高校のアカデミーコースに私は進学し、先生の熱心な指導のもと、効率的に3年間勉学に勤しむことができたと思います。
毎日の朝テストでは勉強を習慣にすることができ、しっかりと実力として定着させることがでました。本格的な受験勉強は3年生になったタイミングで始めました。しかし最初の頃は勉強するにもあまり手がつかない状況でしたが担任の中島先生から愛ある言葉をいただき自然と体が机に向かうようになりました。私はほとんどの時間を共通テストの対策にあて二次の勉強は共通テストが終わってから本格的に始めました。また、私はなんとなく理系を選択していましたが商学部に興味もあったので最終的に商学部に進学することを選びました。自分のしたいことはなにかを考えて文理選択をすることが大切だと思いました。


神社 遥人(進学コース 福知山市立大江中学校出身)
高知県立大学 文化学部 文化学科 合格(一般選抜前期日程)

私が受験勉強を本格的に始めたのは、2年生の冬でした。志望校については、学費の面から国公立に入りたい、という思いがあったので共通テスト3教科で受けられる大学を探し、高知県立大学の文化学部を選びました。しかし、当時の私は定期テストの勉強すら疎かにしていたので、各教科の基礎も全くできていない状態でした。その為、とにかく早く効率的に勉強ができるよう、1ヶ月ごとに終わらせる参考書を決め、コツコツとやることを意識していました。また、「何時間勉強する」というよりも、「この期間でここまで終わらせる」という考えで勉強を進めていました。そうすると、必然的に多くの勉強時間が必要になってくるので、自分には合っていたと思います。この勉強を続けてしばらく経った時の模試で、点数が大きく上がったのはいいモチベーションになりました。
加えて私の場合、共通テストの配点が大きかったので、共通テスト対策は特に重点を置きました。特に英語は量が多いので、解く順番などを自分の中に定着させる為に、過去問や予想問題集をたくさんやることが必要です。
2次試験の小論文では、参考書の解答例がどのような展開で書いているのかを分析し、自分の中に落とし込むことが大切です。あとは息抜きがてら小説を読んで、語彙や知識を育むようにしていました。
以上が私の勉強面での合格体験記です。実際、受験勉強は辛い時間が多かったですが、そういった時に助けてくれた、友達、家族、先生方の支えが本当に大きかったと強く感じています。また、勉強を頑張った、という事実が自分の中で大きな自信に繋がります。皆さんが第一志望に合格できることを願っています!



桑村 姫蘭(アカデミーコース 丹波市立氷上中学校出身)
早稲田大学 教育学部 国語国文学科 合格(指定校推薦入試)

私は指定校推薦で合格しました。まず、私のように学校型推薦、指定校推薦で大学に行きたいと考えている方は評定平均が一番大切になってきます。定期テストの勉強にたくさんの時間が当てられる1・2年生のうちにたくさん勉強をして評定平均を上げてほしいです。2・3年生になったら頑張ろうと思っている人、受験勉強は3年生になってからでは間に合いません。1・2年生のうちから受験を見据えた勉強習慣を作っておいた方が良いと思います。私は検定の勉強にも力を注ぎました。英検、漢検、数検2級を取得しました。また、勉強以外の自分の強みとなるものを作っておくことも大切です。
私は指定校推薦の校内選考に選ばれてから、志望理由書の制作に取り掛かりました。何回も何回も担任の先生や国語の先生に提出し、先生方は何度も添削をしてくださりました。アドバイスをもらい、また書き直し、提出の繰り返しでした。志望理由書が完成すると、面接練習を始めました。私はその場で聞かれたことをパッと文章にして答えられるタイプではないため、あらかじめ質問を予測してその質問に対する答えをしっかりと考えていました。話すのが得意な人も中にはいると思いますが、ある程度は考えておいた方が焦ることなくリラックスして面接に挑めると思います。面接練習も何人もの先生にお願いしました。先生によって指摘してもらえるところや、褒めてくださるところが異なるので自分では気づくことのできないところや、直さないといけないところ、良いところを発見できました。私は面接練習をすればするほど上手く出来るようになったと思います。私が実践していたオススメしたいことが一つあります。それは、自分の面接を録音しておいて、後から聞き直すことです。自分の面接を聞くことによって今の自分の状態がわかるため、改善しやすいと思います。
このように私は、大学受験に向けて、一生懸命取り組みました。ご指導してくださった、担任の先生をはじめ、たくさんの先生方、ありがとうございました。



夜久 由奈(国際コース 福知山市立南陵中学校出身)
同志社大学 文学部 英文学科 合格(公募制推薦入試)

私は同志社大学文学部英文科に合格しました。公募型推薦入試で受験しました。一年間の留学を経てすぐの受験で、人よりも準備期間が圧迫されていたと思います。
まず、私はTOEIC取得が必要だったので、TOEIC対策に集中しました。数回受験し、自身の苦手な分野や出題傾向を分析し、苦手克服を中心とした勉強法に切り替えました。私の場合は、語彙力がなかったので、単語帳や英文を読み、様々な単語を身につけました。
次に、この受験期間に注力したことは、面接、小論文です。全く経験、勉強をしたことのないものだったので、不安だったのを覚えています。けれど、国語科の先生を初めとした色々な先生がサポートしてくださり、無事受験当日を迎えることができました。私は、成美高校を選んでよかったと思います。



寺田 晴香(アカデミーコース 福知山市立南陵中学校出身)
立命館大学 法学部 合格(一般選抜)

私は立命館大学を英語、国語、日本史の3科目で受験しました。英語と国語は1年生の時から勉強し続けていたのであまり困らなかったのですが、日本史だけは本当にできませんでした。正直に言うと、最後の受験本番まで日本史は仕上がりませんでした。私の日本史の勉強法は参考になりませんので、日本史に関してはこうすれば良かったと思うことを伝えます。まず、金谷さんの「なぜと流れがわかる本」を読むことをおすすめします。私は実況中継を読んでいましたが、日本史が苦手な人は金谷さんのほうがいいです。実況中継は細かいところまで書かれているので、金谷さんよりは日本史全体のストーリーがつかみにくいと思います。私はそのストーリーを学ぶことという土台がしっかりしていなかったので単語覚えるのにも苦労しました。金谷さんの本を何周も読んで定着させることをおすすめします。それができたら一問一答や問題集を使って問題を解いてください。目標は12月までにこれらの勉強を終えてください。1月ごろには赤本を解き、分からなかったところの周辺を復習してください。
英語は英文解釈、毎日1題長文読解(少なくとも2日に1回)、英単語(理想は文章内で覚える)、あとは立命館対策用の問題集があると思うのでそれを11月、12月までやり続けます。1月からは赤本をひたすら解きます。どの赤本もそうですが、私は3周しました。
国語は古文単語、2日に1回は現代文の問題を解き、週一もペースで毎週過去問を解き、国語科の先生に解説してもらっていました。語彙も過去問を解くにあたって増えました。現代文は実況中継を早めに始めることをおすすめします。この本を解いた後はびっくりするくらい点数上がります。しかし、2ヶ月後くらいに下がります。これはみんなそうなのでそんなに気に病まず問題を解いてください。ちょっとしたら安定してきます。
最後に立命館に私が合格できたのは英語と国語で日本史がカバーできたからです。苦手科目があっても焦らず他教科も頑張ってみてください。応援しています。




田中 香帆(国際コース 福知山市立成和中学校出身)
立命館大学 文学部 人文学科 合格(前期一般入試)

受験勉強で忙しくなる前にできることはやっておこうと思い、1・2年生のうちは英検・漢検・書写検といった検定の取得や、FOCUSやBEAU LABOなどの課外活動への参加に取り組んでいました。また、自分の実力を知ったり、進路を考えたりするために定期的に模試を受けるようにしていました。3年生になってからは進路を明確に決め、志望校合格に向けて、先生に授業以外で個別に大学の試験問題を用意していただき、それを解いて、放課後に解説してもらうということを繰り返して、苦手科目の克服を頑張りました。これも含めて、1年生からの検定や課外活動、学習などの積み重ねてきた努力が公募推薦や一般選抜での合格に繋がったと感じています。
初めは、塾に行ってない自分が大学に学力で受かることができるのか不安もあったけど、先生や仲間のサポートのおかげで最後まで頑張りぬくことが出来ました。諦めずに頑張れば、きっと努力は報われます。



長谷田 凪咲(アカデミーコース 福知山市立日新中学校出身)
大阪医科薬科大学 薬学部 薬学科 合格(公募制推薦入試)

 第一志望校を大阪医科薬科大学に決めたのは2年生の2月頃です。薬学部は化学が特に重要なので、春休みを使って理論と無機化学の範囲をすべて復習し直しました。新しい範囲を1人で勉強するのは苦手だったので、有機化学は予習せず授業の復習に重点を置きました。数学は学校から配られた教材を苦手な分野から解きなおし、分からない所は何度も担当の先生に質問しに行きました。
 英語は寝る前や休み時間に単語帳を暗記し、長文中の分からなかった単語や構文を書き留めたノートを何度も見返しました。分からない単語を調べる時は、辞書ではなくまず単語帳を確認するのがおすすめです。
 赤本を解きはじめたのは3年生の夏休みからです。解答は教科担当の先生の所へ持っていき、採点してもらいました。赤本に配点がのっていない教科でも、おおよその点数をつけてもらえるので、今の自分の実力が可視化できました。赤本を10年分ほど解くと、出題傾向が分かってくるので出題されやすい分野や類似問題を中心に本番まで勉強しました。
 受験勉強を通して分からないところは放置せず、すぐ質問をするというのはとても大切なことだと思いました。疑問が解決するのはもちろん、質問事項を口にして話してみることで考えがもとまり、解決に繋がることがありました。
 これから苦しい場面が何度もおとずれると思います。そんな時は周りの仲間や先生をどんどん頼ってください。そうすれば道がひらけると思います。第一志望合格目指して頑張ってください。応援しています。



野本 康太(文理進学コース 舞鶴市立青葉中学校出身)
神戸大学 農学部 農学科 合格(一般選抜前期日程)

僕は神戸大学工学部に合格しました。僕が受験を意識し始めたのは高1の頃でした。中学生の頃からYouTubeで大阪大学出身の方の動画を見ていて、勉強できる人ってかっこいいなと思い、勉強し始めました。僕はサッカー部に所属しており、時間もあまりなかったため塾にも行きませんでした。しかし、高1からコツコツ勉強したことが今回の合格に繋がったと思います。ここでは、僕が声を大にして言いたい4つのことを伝えたいと思います。

①先取りして勉強しろ
国公立大学となると共通テストもあるため受験科目数も増えます。そうなると学校のカリキュラム通りに勉強していては到底間に合いません。特に数学と英語は先取りしていいと思います。実際、僕も数学が好きだったため2年の夏頃には数Ⅲまで勉強し終わりました。このように好きな科目だけでもいいので、先取って勉強することは大事だと思います。

②勉強仲間は大事
僕は塾に行っておらず、クラス内で一般受験をする人もあまりいなかったため、一緒に勉強する仲間がいませんでした。勉強仲間は教え合いにも大事だと思いますが、何よりもモチベーション面として大事だと思います。僕は勉強仲間がいなかったため、共通テスト終わりに気持ちが切れ、全く勉強しなくなりました。受験においてモチベーションはとてもとても重要であるため、こうならないためにも勉強仲間は作ってください。

③時間は思っているより全然ない
1つ目でも少し言いましたが、勉強できる時間は全然足りません。受験まであと1、2年と聞くとまだまだ余裕がるように聞こえますが、いざ勉強をすると時間の無さに驚きます。しかし時間を有効に使えば、11月まで部活をし、塾に行かなくても合格することは可能なので、重要なのは今ある時間をどう使うかです。

④おすすめのYou Tuber
僕はスタサプなどの媒体も用いず、参考書で分からないとこはYouTubeを用いて学習していました。ここでは理系の方に数学、物理、化学のおすすめYouTuberを紹介します。まず数学は「高校数学が面白いほどわかる」、物理は「細川JPの高校物理」、化学は「受験メモ山本」です。特に化学を使う人はこの方をおすすめします。

色々言いましたが、自分の行きたい大学に合格することは、何にも変え難いほど嬉しいです。ぜひ、みなさんも未来の自分を思う浮かべ、大学合格へ向かって突っ走ってください。

合格体験記(2022年度卒業生)

京都大学 理学部
細見 蒼生
(アカデミーコース)
共通テストで思うような点数が取れず迷いましたが、悔いの残らない道を選びました。まず徹底的に分析をし、自分の立ち位置を把握して何をすべきかを考え、ゲーム感覚で勉強を楽しみました。そして本番で実力を発揮するにはマインドが大切です。当日のコンディションや運までもが、心の持ち方によって変わることを実感しました。志望校に合格できたのも、のびのびと勉強できる環境に恵まれ、多くの人の支えがあったからだと感謝しています。


神戸大学 医学部医学科
大和田 莉人
(アカデミーコース)
私が志望大学に合格できた理由の一つに、勉強を共にした仲間の存在があります。休み時間に勉強する友を見て、私も勉強をし始めることが何度もありました。人向きに努力する人の姿はクラスの士気を高めます。士気の高いクラスは受験に適した環境であり、そこに身を置けたことは幸運でした。最後に私を支えたマインドセットを紹介します。それは「何とかなる」の精神です。根拠のない自信がいつしか確固たる自信に変わる日まで自分を信じ続けましょう。


京都府立大学 生命環境学部
N.M
(アカデミーコース)
私が大学受験において意識していたことは、メリハリをつけることと、限られた時間を有効活用することです。勉強する時は勉強し、寝る時は寝る、息抜きに遊ぶときは遊ぶ。この切り替えが大切です。眠くて集中できないときにする勉強はすごく効率が悪いことに気づいてからは、無理はせず寝て体調を整えたり、もう少し勉強したい時は体を動かし眠気を飛ばしていました。また、スマホを触る時間を減らして学習机に向かう時間を多くしたり、隙間時間を利用して単語帳を開くようにしました。受験まで残された時間は限られています。先生に相談したり、自分でネットで調べていつまでにこの範囲の勉強、参考書を終わらしたらいいか把握し、最後まで計画的に取り組み時間を無駄にしないことが大切です。結果的に私は、日々の積み重ねの努力と最後まで諦めなかったことが合格へと繋がったと思います。
 受験生活から解放され大学に入ると、本当に自由になります。サークルや部活、バイトや遊びなど自分の好きなことができる時間が増えます。大学生活は全て自己責任で大変ではありますが、その分自分で時間を作ってやりたいことができたり、遊べるので楽しいです。交流の輪も広がり、たくさんの人と関わることができます。
 受験勉強ではしんどいことや不安になることもたくさんあると思います。そんな時は、大学でやりたいことや楽しそうなことを想像しましょう。また、先生や友達、親など周りの人を頼りましょう。きっと心強いサポートをしてくれます。そして、焦って勉強の基礎を疎かにすることは良くないので、落ち着いて丁寧に自分のペースで受験勉強を進めるといいと思います。最後は自分を信じて頑張ってください。


神戸薬科大学 薬学部薬学科
芦田 利都
(アカデミーコース)
神戸薬科大学薬学部薬学科に進学し、薬剤師を目指して勉強しています。高校では華道部に所属し、週に1回の活動でしたが先生や同級生と楽しく活動し、師範の資格を取得しました。
高校3年生になる時にはすでに第一希望をこの大学に決定して赤本もこの時期から取り組み始めました。私は目標がはっきりあるほうが頑張れる性格なので、早く志望校を決めた事は第一志望合格に繋がったと思います。高校生活では授業が終わった後、6時ぐらいまで教室に残って勉強し、その後塾で8時まで勉強するのが日課でした。学校で勉強していると分からないところはすぐ聞いて先生方が教えてくださる落ち着いて勉強する環境が整っているのでおすすめです。
大学の授業は1コマ100分で長い日は19時まで授業があります。その後に部活をしたりバイトへ行ったりして時間を有意義に使っている人が多いです。私は大学にある自主室で2時間ぐらい勉強してから帰ります。
薬学部を目指す人に伝えたい事は大学では化学、生物はもちろん物理も使います。例えば、薬の反応を知るには化学が必要ですし薬がどこに効くかを調べるには生物が必要です。また、薬がどれくらいの速さで効くのかを調べるには物理が必要で、それを計算するのに数学が必要になります。物理が必要な事は大学に入ってから知ったので驚きました。しかし、物理や数3を選択していなくてもわかりやすく講義をしてくださるので怖がらなくても大丈夫です。
最後に、私の模試の結果はいつもE判定でもしが返却されるたび、何度も心が折れそうになりました。でも、最後まで諦めず受かりたいとゆう気持ちを強く持って勉強していたら合格できました。寝不足で辛くて諦めたくなるかもしれませんが、第一志望合格を目指して頑張ってください。


京都府立大学 公共政策学部
荒川 京華
(進学コース)
共通テストの勉強を始めたのは3年の4月からでした。土日とも部活があったので、移動中などちょっとした時間を勉強に当てていました。部活がない日はほぼ1日勉強に当て、特に苦手科目の対策をしていました。理科社会は基本問題が問われるため、基本を徹底的に見直すことが大事です。国数英の間に入れて気楽に取り組んでいましたが、そのぶん復習時間をたくさんとり知識を定着させました。
府大の学校推薦型は小論文による試験で、部活引退後の9月に取り組み始めました。(それまでにも新聞を読むなどして、福祉諸分野の知識や自分なりの考えを持っておくと良いです!)小論文の書き方を理解し、あとはひたすら書くのみです。最初は時間制限なし、慣れたら制限をつけて書いていきました。共通テストの勉強も並行する必要がありますが、試験1ヶ月前からは小論文だけやっていました。府大の小論文は字数が多く、本番はとにかく時間との戦いです。それまでつけてきた知識や自分の考えも使って、内容を深めつつ書き切ることを大事にすると良いです。
部活動や学校の定期テストの勉強など、やらなければいけないことがたくさんある中での受験勉強は大変でしたが、合格通知を見たときは本当に嬉しかったです。また小論文対策で得た知識は、大学の勉強にも役立っています。興味があることをもっと勉強したいというのが、受験期の最大のモチベーションになりました。

(大学合格体験記)

2021年度卒業生

日置 道開 (大阪大学 法学部 国際公共政策学科)
令和4年3月アカデミーコース卒業

 私が志望校を大阪大学に決めたのは2年生になったときでした。当初は外国語学部志望で学科は出願するときの成績次第で決めようぐらいに考えていました。しかし、大学のホームページやパンフレットを見て、法学部の国際公共政策学科の方が、自分が学びたいことに合っていると感じたため、2年生の冬に志望学部を変更しました。
私が受験に大切だと思ったことを4つ述べたいと思います。
① 行ける大学ではなく行きたい大学を目指すこと
模試で判定が悪いからといって第1志望校を諦め、合格できそうな大学に志望校を変えてしまうと気持ちが緩んでしまい、その後の成績が伸びにくくなると思います。第1志望校を諦めた時点で、もうそこに合格するチャンスはほとんど無いと言えるでしょう。高校3年間で成績は想像以上に伸びるものです。最後まで諦めず地道に努力を重ねることで、合格が現実的なものとなります。実際、私自身も初めは合格には程遠い成績でしたが阪大にこだわり勉強を続け合格することができました。とはいえ、共通テストの結果次第では、確実に受かるところに出願するというのも現役合格のためには必要です。それまでは貪欲に第1志望校を追い続けてほしいと思います。
② 2次試験対策はしっかりすること
これは志望校次第ですが、2次試験の配点が高い大学ではその対策の出来が合否を左右します。今年のように共通テストの大幅難化で他の受験生と差がつかない場合や、共通テストで失敗した場合では2次試験勝負となり、記述対策をしていないと不利な状況になってしまいます。しかし当然、共通テストができないと話になりません。まず、自分の志望校の2次配点比率を調べてみてください。そして、2次試験対策に十分時間を使えるように計画を立てて早めに共通テストを固めるのが良いと思います。ちなみに私は、共通テスト対策に苦戦して2次対策の開始が遅れてしまいましたが、大学の過去問は15年〜20年分解きました。
③ 2次試験対策では先生に添削をしてもらうこと
国公立大学の2次試験は記述式です。特に国語や英作文は、自己採点では気付かない減点ポイントがたくさんあります。先生に添削してもらうことで、本番でより減点されにくい解答を作ることができます。難しい2次試験の問題は全くわからなくても自分なりに解答を作成することが大切です。また、復習も大切です。私は復習が不十分だったと自覚しており、2次試験直前に後悔と不安に襲われたので、これを読んでいるみなさんは復習を徹底することをお勧めします。
④ 受験勉強はなるべく早く始めること
「受験なんてまだまだ先」と思っている人もいるかもしれませんが、受験はすぐにやってきます。直前に焦って受験勉強を始めても手遅れだと思います。私は、2年生になったときに受験勉強を始めましたが、もっと早くすれば良かったと後悔しました。勉強はすればするほど新たな課題が見えてきて、終わりが無いものだと思います。当然、私も受験が近づいているにも関わらず不十分なことが山ほどありとても不安でした。このような不安を軽減するためにも、みなさんはまず志望校を決め、計画を立てて、早めに受験勉強に取り組むことをお勧めします。受験勉強は質も量も必須です。
 これらのことは全ての人に当てはまるわけではありませんが、共感できる部分もあると思うので、参考になれば嬉しいです。
 私は、受験期ではほとんど毎日学校に残って勉強をしていました。成美高校は先生が親身になって質問に答えてくれたり、添削指導をしてくれたりします。学校を最大限に活用できたことが、私が合格できた大きな要因であることは間違いありません。
 受験勉強は常に不安が付き纏い投げ出したくなることもあると思いますが、新たなことを学べる楽しさもあります。みなさんは、ぜひ不安に打ち克ち受験勉強を楽しんで第1志望校合格を掴み取ってください。応援しています。


山村 勇介 (島根大学 医学部 医学科)
令和4年3月アカデミーコース卒業

 私は島根大学、医学部、医学科に前期試験で合格しました。利用意した参考書や問題集「医学部に合格するための勉強法」などはネットで調べると沢山出てくるので、私が受験において大事だと感じたことを2つ伝えようと思います。
 1番大切なことは原点です。面接のための志望動機等は3日もあれば用意できるかもしれませんが、そういうものではなく、「人の役立ちたい」、「お金が欲しい」、「楽して生きたい」等、自分を動かすに足る十分な理由が必要だと思います。口に出したり、文字に表したりする必要はありませんが、なんとなくで受かる学部、学科ではないため、これは必須です。
 参考までに、私のものをあげておきますと『友にも誰にも言ったことはありませんが、私には死ぬまでに達成したい「夢」が2つあります。その夢の達成には医学部に入ること、もっと言えば医師になることが必要だったから』というものです。私のものを真似しようとせず、自分自身のものを考えてみてください。
 もう1つは「モットー(座右の銘)」です。私の座右の銘は「最後には勝っていること」です。「終わりよければ、すべて良し」とは私の中では少し違います。また、過程に意味があるんだと思う人は「過程こそが大切に」でしょう。これもモットーです。もし、モットーが難しいのならば、自分の「軸」を定めてください。現役合格のため、志望校のレベル校を下げずに1,2年生から取り組んだ人、つまり「軸」が定まった人が志望校に合格できると思います。みなさんもお分かりだと思いますが、揺るぎ無い軸を持った人が目標を達成するというのは、必ずしも勉強に限ったことではないはずです。
 最後にまとめると、私が受験を通して必須と感じたものは綺麗ごと抜きの「志望動機」と「モットー(座右の銘)、(軸)」の2つです。難関大学を目指にも、どこの大学を目指すにもあった方がいいと思います。正直、これらに沿ってさえいれば、勉強法や勉強時間は何でも良いと思います。ひたすら、勉強に打ち込めば、どこでも合格できると思います。頑張ってください。


上野 衣吹 (長崎大学 歯学部 歯学科)
令和4年3月アカデミーコース卒業

私は医療系の学部に進みたいと思い、受験勉強を進めていました。体のことに興味があり、健康を守る職業に魅力を感じていたからです。志望校の範囲が広がるようにと、志望校を決めずに成績を上げようと取り組んでいました。歯学部には3年の秋頃に決めました。
受験勉強は2年生のコロナ休校明けから始めました。その時から急にクラス全体が受験モードに入り、自然と勉強に集中していきました。私はとにかく計画を立てて勉強を進めました。スケジュール帳にやる範囲を書き、それを消すゲームのように楽しく勉強できました。2年生の終わりにもコロナ休校があったので、その期間に数三は一通り取り組みました。これによって、共通テスト後の二次対策がスムーズにできたと思います。
共通テスト対策は一ヶ月前から始めました。共テのみの科目は、それまでの授業で先生達が丁寧に対策してくださったので、授業に集中して取り組み、その他の科目は予想問題集で慣れて基礎を固めるようにしました。しかし、結果は目標よりだいぶ低く、その後燃え尽き症候群のようになりました。二次試験までの時間が受験勉強の中で1番辛かったです。でも、過去問は10年分し、最後までやりきるという思いで取り組みました。本番は、緊張をあまりせず楽しんで解けました。合格してここにもう一度来るという気持ちだけでした。
私が合格できたのは、環境のおかげだと思います。クラス全体が早めに受験勉強を始めたこと、友達と楽しんで勉強できたこと、担任の先生が前向きな言葉をたくさんかけてくださったこと、家族が支えてくれたこと。すごく恵まれた環境でした。
受験はメンタルとの闘いでもあると思うので、楽しむのが大切だと思います。辛いこともあると思いますが、受験を通してとても成長できると思います。最後まで諦めず、楽しんで頑張ってください。


植山 さくら (徳島大学 薬学部 薬学科)
令和4年3月アカデミーコース卒業

 私が徳島大学に合格したのは、第一に沢山の周囲の助けがあったからだと思います。最前線で応援してくれた家族や、ともに切磋琢磨しあえた友達、各教科で協力してくださった先生方にまずは感謝したいです。
 私が本格的に受験勉強を始めたのは高校2年生の冬ごろでした。普段の定期テストの勉強をしている中で、特に苦手な教科や、偏って点数のとれる教科などは無かったので、5教科7科目を共通テストで指定することの多い国公立大学を目指し、多くの教科を満遍なくとれるような勉強方法を模索しました。
 数学には苦手意識があったので、数ⅠAⅡBの青チャートを何週もしました。3年生に入って数Ⅲの勉強が始まったり、周りが応用的な参考書をやっていることなどに焦りを感じましたが、夏ごろまで基礎固めを地道に続けたことで、応用問題や二次の過去問を解く際に生きたと思います。
 二次試験で使う教科は数学と化学なので、共通テスト後はこの2教科に集中しました。基礎的な問題の多い化学に対し数学が応用的なので、数学を中心に過去問を15年分解きました。過去に出題された問題と似た問題が本番でも出たので、各大学によっての傾向をつかむのに過去問を多く解くことは大切だと実感しました。
 面接は共通テスト後に始め、週に3回程先生に対策してもらいました。合否に直接関係する面接ではないですが、あらかじめしっかりと「なぜ徳島大学なのか」を追求し自分の将来像や目標を固めておくことで、本番緊張せずに受け答えができました。
 地道に基礎を疎かにせず継続することが合格への近道だと思います。モチベーションが下がりそうになった時は合格後楽しみにしていることを思い描いて自分を鼓舞していました。また勉強の記録を手帳につけていたので時々見返すことで自分の今までの努力を思い出しやる気を高めていました。頑張ったことが直接点数に繋がらないことも時にはありますが、努力をした経験は必ず自分の財産になるので、信じて頑張ってください。


古林 周真 (広島大学 工学部 第1類(機械・輸送系))
令和4年3月アカデミーコース卒業

私は、1年生の頃、上記の大学に合格すること、学力を身に付けることはおろか人間力さえもかけ離れていました。勉強に全くと言っていいほど身が入らず、定期テストはいつも最下層でした。しかし、このままでは本当にマズいと思い、とりあえず教科書を持って机に向かいました。周りの生徒と比べてかなりの遅れを取っていたため、模試の成績は中々振るいませんでした。けれども、自分の中で間違いなく実力が少しずつ上がっているのを感じ、何より学んだ知識を日常生活と照らし合わせるのがとても楽しく感じてきました。定期テストも上位半数に入り、やっとスタート地点に立てた気がしました。そして月日が経ち、3年生の秋に成績はぐんと上がり、広島大学をB判定まで追い詰めることが出来ました。12月には公募推薦で人生初めての合格通知を貰うと同時に、一般入試へ腹を括ることができました。しかし、1月の共通テスト本番での結果は散々で、一晩中頭を抱えました。さらに、これまでほぼ共通テストの勉強しかやってこなかったので、赤本を急いで買い、対策をしたものの、私大は容赦なく次々と落とされる羽目になりました。とうとう最後の私大入試になり、もうこの先のことは考えず、自分なりにもがいて見た結果、やっと同志社大学の合格の文字を見ることができました。今思えば、本番が良い過去問演習になったんだと思います。その夜は焼肉パーティーで喜び尽くしました。そのことで、前期試験のプレッシャーも弱まり、自分の全力を出し切ることができ、無事、広島大学も合格を勝ち取る事ができました。そして、もう一度、焼肉パーティーで喜び尽くしました。
以上が僕の受験体験です。主に言いたいことは、常に勉強に対する意欲と向上心を持ち、それをさせてくれる周りの方々に感謝してほしいということです。勉強することの価値と楽しさを知れば、その習慣もつくでしょう。ちなみに、私が合格した試験では全て英語、数学の点数が取れていました。理系では配点が低くても、英語と数学で点数を稼げることが第1です。勉強方法としては、机に向かって静かにペンを走らせるのがベストだと思います。でも、そのやり方でできないのなら、音楽を聴こうが、横たわろうが好きにしてください。大事なのはその見た目よりも、勉強打ち込んでいるという事実だと思います。また、適度に運動などでリラックスもしてください。あと、模試直しは絶対に忘れずに取り組むことが大切です。
受験生の皆さん、結果を恐れることなく、自分なりの解答を作り上げられるようにしてください。そうすると次第に春は近づきます。頑張ってください。


細見 菫 (兵庫県立大学 国際商経学部  経済・経営学科)
令和4年3月アカデミーコース卒業

 共通テストは科目数が多い上に、始まって2年目だったので受験勉強を進める上での大きな不安要素でした。共通テスト対策としては、1日の内に短い時間でも5教科7科目全て触れ、出来るだけ多くの問題を解くという質より量を重視した勉強を意識しました。私はそれまでは記述模試などに向けても数少ない問題でもじっくりと丁寧に納得するまで考えるようにしていたので、慣れるのに時間がかかったけど、本番で多く得点するにはこういった勉強法が大切だと思います。また、理科、社会の勉強ももう少し早い時期からコツコツとバランス良く進めていれば良かったと思います。
 私は共通テストで思ったような点数が取れず、とても悔しくて自信も無くなりました。しかし、国公立二次試験や私大受験など、そのあと受ける試験もまだ沢山あり、「最初の試験である共通テストのことを引きずって合格のチャンスを逃すのは勿体無いな」と思ったので気持ちを切り替え、終わった事を一切考えずに次の試験対策に集中しました。二次試験や私大の試験の直前には、新たな事を理解するというより、それぞれの大学の過去問からどういった問題が出やすいかや、どこを得点源にすべきかを考えながら演習していました。記述があるところは自分の解答を添削してもらい、直すべき点を何度も見返していました。
 受験が近づいて過去問演習をするたびに不安になったり、もうやりたくなくなったりする時もあったけど、周りの人達が頑張っている姿に刺激を受けて自分自身も最後までやりきろうと思えました。お世話になった先生方や一緒に頑張ってきたクラスメイトや家族への感謝の気持ちを忘れずに大学生活を送りたいです。


清水 彩花 (島根大学 教育学部 学校第一類)
令和4年3月アカデミーコース卒業

私の受験生活はとても厳しいものでした。なぜなら3月中旬までどの大学にも合格できなかったからです。クラスメイトが志望校合格を報告しているのが嬉しい反面、自分が合格を掴めていないことに焦りを感じ、苦しい日々が続きました。そんな辛い中でも私が努力できた要因は、様々な人からの励ましや応援でした。先生方は私が不合格の連絡をしてもいつも明るく励ましてくださいました。また、学校に行く私にいつもお弁当を作って送り出してくれた母や、落ち込む私を笑わせてくれた父にも助けられました。思い出すと今でも涙が出てくるほど辛い日々でしたが、受験生活は私に関わる人々の大切さを教えてくれました。これから受験を迎える皆さんには、自分に関わる人に感謝の気持ちを持つことを心がけてほしいです。
私が受験の準備で大切にしていたことが2つあります。1つ目は、自分に合う勉強法を実践することです。私は間違えることで覚えるタイプだったので問題を解いて間違えたところを見直して知識を身につけていました。皆さんも自分に合う勉強方法を見つけてそれを信じて勉強に取り組んでください。2つ目は、面接で自分のことを素直に伝えることです。私は国公立後期試験で面接を受けました。意識したことは伝えたいことを好きなように話すことです。私は話すことを文章で考えて練習をするのではなく、練習を通して伝えることを決めました。しかし、島根大学教育学部の面接では最初に志望動機と入学後の抱負を2分で話さなければならなかったので、そこはスラスラと話せるように、伝えることをしっかり決めて何度も練習しました。当日は緊張しましたが、その場を楽しみ、素直に伝えることが合格に繋がったと考えています。受験では辛いこともあると思います。しかし、どのような結果でも最後まで努力し続ければ、得られるものがあるはずです。最後に、ここまで読んでくださった皆さんの受験生活が充実したものになるよう願っています。


平田恋奈 (神戸市外大 第2部英米学科 総合型選抜)
令和4年3月 国際コース卒業

私は神戸市外大の第2部英米語学科に総合型選抜で合格しました。神戸市外大について本気で考えるようになったのは2年生の3学期頃でした。私は沢山の人と交流したり、活動するのがとても好きでした。実際に、2年間生徒会を務め、3年時には生徒会長になり、校外、校内活動を沢山行ってきました。また、2年次からSDGsの取り組みを始め、福知山市とSDGsパートナー団体を結びました。国際コースということもあり、毎日留学生と交流をしていました。様々な活動を通して多くの人と出会い、協力して活動を行いました。
そこで私は、将来は英語を使って日本人だけではなく外国人の方とも共に仕事ができるようになりたいと思い、神戸市外国語大学を目指すようになりました。
私の強みは多くの活動をしてきた経験でした。それをフル活用できるのは総合型選抜でした。しかし、外国語大学であるので、英語外部資格取る必要があると考え、2年から3年に変わる春休みから英検準一級の勉強を始めました。2年の3学期に英検2級をギリギリ取得したばかりだったので、初めは合格できる実力があまりありませんでした。しかし、必死に勉強を続けることで準一級を取得できました。8月に入ってから、レポート対策、志望理由書、活動報告書の作成を始めました。レポートに関しては、神戸市外大は総合型選抜を導入して3年目だったので、過去問が少なく、どのような問題がでるのかわかりませんでした。対策としては、毎日新聞の記事を読んで、主に国際の面で自分の気になった記事を切り取って、それについて意見文を書いて先生にチェックしてもらいました。
またYouTubeやTEDで国際問題についての動画を見て、それのメモを取って意見文を書いたりもしていました。
 次に、面接は10月になってから始めました。志望理由書、活動報告書について、どんどん深掘りをしていきました。大学で何を学びたいのか、何の力を得てどう将来に生かすのか、高校で何を頑張って、何の力を得たのかを徹底的に追求していきました。面接では、きれいな言葉を使うことを気にしすぎて、どう答えるのがいいのか悩むことがあると思いますが、少しフランクな言葉遣いが混ざっている方が話しやすいです。言葉遣いよりもいかに自信を持って堂々と自分の意見を言えるかが重要だと思います。落ちたらどうしようと考える時も沢山ありますが、これまでしてきた活動、検定の取得、自分の持つ魅力に自信を持ち続けてください。つらい時は先生や友達を頼ってください。最後の最後まで頑張ってください。応援しています。


永井葉月 (京都教育大学 教育学部 社会領域専攻)
令和4年3月 進学コース卒業

私は教師になることが夢です。その夢のために必死で勉強しました。勉強していく中で、私自身の知識のなさを痛感しました。勉強に対する取り組み方が今までどんなに甘かったのか、恥ずかしくなったことを覚えています。
私は京都教育大学を志望し、まず試験内容を把握することに努めました。小論文が試験科目だったので、小論文対策を進めていきました。十一月に入ってから取り組んだので、少し皆よりスタートは遅かったのを自覚しながら急ピッチで進めました。しかし、何から書いてよいのか、書き出し、構成と、わからない事だらけでした。国語の教科担当の先生に聞きに行き、過去の授業で教わったことを思い出し、何とか進めることができました。
小論文を書くにあたって、私自身の理想の教師像を考えました。相手の目線に立ち、意見を言うばかりでなく、聞くことを第一にしたいと考えています。生徒は常に何かを考えている、それを念頭に置き接していきたいと考えております。信頼というものをコツコツと積み上げていけば、教育現場で何か問題が発生した場合でも、無難にそして臨機応変に対応できるのではないかと考えています。私はここに来るまでに色々な人に助けてもらいました。迷惑もかけてきたと思っています。ですが、そこで先生方は忙しい合間を縫って時間を割いてくださいました。私もこのような先生になりたいと考えたのも事実です。
教師である前に、人として感謝の意を持ち、立派な人になりたいと考えております


寺山彩葵 (京都府立大学 生命環境学部 環境デザイン学科)
令和4年3月 アカデミーコース卒業

私は京都府立大学生命環境学部環境デザイン学科に推薦入試で合格しました。高1の時から建築士になりたいという夢があったため京都府立大学を志望校としていました。そこで、小論文と面接で受けられる推薦入試という方式を知り、文を書いたり、話すことが好きな自分に合っていると思い、推薦入試を受けることも早くから視野に入れていました。
推薦入試の対策は高3の7月から始めました。小論文の過去問は3年分しかなかったため、傾向が似た他大学の過去問も数回解きました。先生に添削をしてもらい、何度も繰り返し書きました。前年度は英文を日本語で要約する問題もあったため、天声人語の英語版を日本語で要約し、先生に添削してもらいました。それにより、和訳と要約のコツをつかめました。面接の対策は、何を聞かれても柔軟に対応できるよう、話すことを文にせず、自分の考えを素直に話すことを、練習から心がけていました。また、小論文と面接の対策として、建築に関する記事を集めたり、建築家の本を数冊読んだりしました。
試験当日、例年よりも受験者数が多いことに少し焦りましたが、ノートなどを見返すことでリラックスすることができました。また、小論文は例年なかった図表を読み取る問題があり、周りの受験生が少し焦っているのを感じましたが、他大学の問題で図表を読み取る練習はしていたため、問題なく取り組めました。面接は例年よりも難しい質問が多かったですが、専門的なことを聞かれると予測していたので、深い知識を要する質問に答える練習もしていました。そのため、当日も自分の素直な意見を述べることができました。
私は小論文の過去問で、一度も時間内に解き終えることができなかったため、非常に不安でしたが、本番は時間が余りました。受験に対する不安は非常に大きいと思いますが、試験当日に一番の実力を発揮できることもあるので、最後まで諦めずに頑張ってください。


佐藤 心音 (福知山公立大学 情報学部 情報学科)
令和4年3月 アカデミーコース卒業

 私は、福知山公立大学に推薦入試で合格しました。
 私がこの大学を受験すると決めたのは九月頃でした。試験は十一月にあり、焦りながら約二ヶ月で対策をしました。
 選抜方法は、小論文と面接、書類審査でした。私は学校でファイナルゼミの小論文講座を受けて、書類や小論文の書き方をまず学びました。書類に関しては、教わった書き方をベースにして書いたものを先生に何度も添削していただき、自信を持って提出することができました。小論文も同じく、大学が公開している過去問題を解き、現代文を担当している先生に添削をしていただいて対策しました。この際、一年の時から行われていた新聞週間での記事の概要の要約や、文章力検定を受けていたことなどが非常に役立っていると感じ、大事なのは主要科目の勉強だけではないということを実感しました。面接対策としては、放課後担任の先生に頼んで実践練習をしていただきました。私は自分には咄嗟の対応力が足りないと感じていたので、面接でよく聞かれる質問の他に自分の意見を述べる回答を要する質問を混ぜてもらい、受け答えの練習をしました。面接には特に苦手意識があったのですが、先生や友人の前向きな言葉に何度も助けられました。
 試験当日、不安な気持ちもありましたが、たくさんの練習をしたことが何よりの支えとなり自信を持って試験に挑むことができました。例年と問題形式が変わった部分も落ち着いて対応することができ、全力を出し切ったと思えました。
 私はこの受験の一連の中で、自分がいかに周りや置かれた環境に支えられているのかを思い知りました。受験対策期間中、今いる環境をありがたく思い、それに報いたいという思いは原動力になり、日々何事も疎かにしてはならないと強く感じました。合格することができたのは、周りの人たちや環境が支えてくれていたおかげです。また同時に、自分が人間としてまだまだ未熟である部分をたくさん知り、大学では勉強を頑張るだけでなく人間性も成長させていきたいと感じました。
 これから受験をする後輩の皆さんには様々な困難があると思いますが、皆さんは絶対に、皆さんの背中を押してくれる環境にいるはずです。なので、進路実現のためには、周りの友人と支え合い、先生方や親を積極的に頼って全力で支えられに行くのが良いと思います。そして自分が支えられているということを背負って受験勉強に励み、良い結果と感謝を伝えて受験を乗り越えてほしいと思います。後ろ向きな発言はなるべく控えて、頑張ってください。


大島愛奈 (山陽小野田市立山口東京理科大学 工学部 応用化学科)
令和4年3月卒業

山口東京理科大学の公募推薦の入試科目が数学のⅠ・Ⅱのみで、過去問を見る限り基礎問題が多い印象でした。なので、スリートライアルを理解できるまで解くようにしました。また、色々な問題に触れるために、基礎問題が多く掲載されている問題集を数学Ⅰ・Ⅱの一冊ずつ買いました。多く買いすぎると手がつかなくなると思うので、自分ができる量をしっかり把握してすることが大切だと思います。
模試でE判定しか出なかったのですが、判定を見て落ち込むのではなく、点数がどのように変化したかを考えるようにしました。そうすることで、自分の成長が少しでも見えることで自信がつき、第一志望校を諦めずに済んだのだと思います。
面接では面接官は二人いました。私は応用化学科を志望していたので、化学の面白いところなどを中心に聞かれました。また、高校では生徒会をしていたので、アピールすることができました。高校時代に頑張ったことがアピールできると自分の武器となるので、何か一つでも頑張ったと思えるようなことをしていくといいと思いました。


上田 帆夏 (京都府立医科大学 医学部 看護学科)
令和4年3月 アカデミーコース卒業

私は、進路について考えた時、京都府立医科大学は推薦入試で合格する人数が多かったことが1番の決め手で、この大学を第1志望校に選びました。この大学の入試は、試験内容が英文を含む小論文と面接でした。この大学に限らず、私が受験しようと考えていた大学は2次試験で小論文が重要になるところばかりでした。だから、2年の3月から週に1回小論文を書くことで基礎を固めました。それと同時に、小論文でどんな内容の問題が出てもいいように新聞を毎日読み、医療系のニュースだけでなくその他のニュースにも目を向けるようにしていました。8月までは、いろいろな形式の小論文を書いて慣らしていくことを意識し、9月に入ってからは、実際に医療系の大学の過去問を、時間を意識して解くようにしていました。英文を含む小論文は、長文を読んで要約する問題でしたが、私は英語が特に苦手で模試の結果も伸び悩んでいました。そのため、まずは単語帳の私立入試レベルまでの単語を、1週間で1周できるように計画して行っていました。また、短い英文を正しく読む練習もしていました。これらのことをやっていたので、実際に英文の要約を始めたのは11月に入ってからでしたが、あまり焦りは感じませんでした。面接は、入試の3週間前ぐらいから何人もの先生のところへ行き、過去に実際に聞かれた質問を参考にして練習していました。先生のアドバイスを参考にしたり、マッピングシートを作ったりすることで自分の考えをまとめるようにすると、受け答えがしやすかったので是非してみて下さい。私は、とにかく受験の後に後悔しないように対策をしていたので、当日は緊張せずリラックスして受験に挑めました。
 私が特に心がけたことは、共通テストに重点をおいて勉強することです。推薦入試がうまく行かなかったときのことを考えて勉強しておくことは、心に余裕を持たせるために必要だったと感じています。また、受験勉強を通して、自分から積極的に先生のところへ行きアドバイスをもらったり、分からないことは周りの人に聞いてその場で解決させたりすることも大切だと改めて感じました。受験勉強は大変ですが自分の可能性を信じて、皆さんも最後まで諦めず頑張って下さい。



N.Nくん

令和3年3月アカデミーコース卒業

青山学院大学経済学部(総合型選抜) 合格 

 私は、この大学に受かるために聖書を読むことから始めました。私の受けた受験方式は聖書の知識が欠かせないものだったので受験の1ヶ月前くらいから始めましたが、早く始めるに越したことはないので、受験勉強の合間を利用して少しずつ読んでいくことが大切だと思います。また小論文の形式はパターン化しているのでオープンキャンパスなどに参加して過去問を入手し、問題の形式に慣れていくことが大切です。恐らく初見は厳しいです。
 面接では面接官は6人います。今年はコロナウイルスの影響で私は3人の面接官からしか質問されませんでしたが、基本、毎年6人全員から質問される傾向にあるそうです。自分の予期していない質問は必ず来るので答える内容を文章化するのではなく、面接でアピールしたいキーワードをピックアップし、それを結び付けてどんな状況でも柔軟に答える練習をすることが欠かせません。私の受けた方式は非常に珍しいものなのであまり役に立たないと思いますが、もしこの全国キリスト者推薦を受験したいと思ったときにはこれを参考にしてみてください。

M.Nさん(宮津市立宮津中出身 )

令和3年3月国際コース卒業

上智大学国際教養学部(総合型選抜) 合格 

 私は上智大学の国際教養学部を書類選考入試で合格しました。書類選考入試は一般的な総合型選抜入試に似ており、評定、実績、英語外部試験の結果、志望理由書などの書類をもとに合否が決定する試験です。つまり、これまでの自分の行動をベースに、「なぜ他の誰かではなく自分なのか」ということと自身の英語力をアピールする必要があるのです。私がこの受験方法に決めた理由は幼少期に海外で暮らした経験から特に英語が得意なのと、他力本願ではなく自分自身で環境を変えるために行動を起こしたいと考えたからです。
 私は中学生の頃から2つ上の姉を見習い、高校では留学したいと考えていたため特進文理国際コースに進みました。入学後はボランティアに参加し、交換留学先ではクラブ活動や自らイベント主催に取り組み、総合型選抜入試で求められる主体性や積極性を身に付けることを意識しました。また応用的な英語を身に付けるために、留学中は政治や歴史など専門用語を学べる授業を選択しました。最初は課題が難しく混乱もしましたが、「継続は力なり」で確実に英語力が伸びていきました。
 帰国後には英語の外部試験を積極的に受けました。留学中に絞った志望校のレベルを考え、CFERのC1レベルを目標に受けました。
 志望理由書を書く際には英語科の先生とネイティブの先生に添削をお願いしました。効果的な文の構築方法やより相手に響く言い回しなどを教えてもらいながら何度も書き直しして仕上げました。大学案内のパンフレットを暗記する勢いで熟読し、大学の特色を捉えたことや、高校生活で培った知識や経験が役に立ち、内容を考えるのは大変ではありませんでした。
 これから受験勉強に励む後輩の皆さんには自分に一番合った受験方法を見つけ、戦略を立てつつ高校生活を送ってほしいです。勉強は机で参考書を解くことだけはありません。経験を大切にし、変化を恐れず無理だと決めつけずどんな事にも挑戦していってください。

H.Tくん(丹波市立山南中出身 )

令和3年3月アカデミーコース卒業

早稲田大学基幹理工学部(一般選抜)合格
横浜国立大学理工学部(一般選抜) 合格 

 私が大学に合格した大きな要因のひとつ、それは「環境」だと思います。周囲には常に私を気遣い、励ましてくださった先生方や、コロナ禍で休校になった時もzoomで繋がり自分と同じ高い目標を持ち、同じ悩みを共有しあえた友人たち、そして、私が日々健康に学校に通えるよう支えてくれた家族の存在がありました。こうした恵まれた環境にあったからこそ、精一杯、受験勉強に励むことができたのだと思います。また、部活生が全国を目指し頑張る姿にも力をもらいました。
 受験勉強ですが、共通テスト対策は基本力を、2次対策で応用力を身に付けることを意識していました。
 第1回目の共通テストでどのような内容になるのか不安でしたが、基礎力を身につけることに力を入れる事で不安は解消されました。どの教科も基礎を丁寧に教科書に沿った基本的な問題を3回は勉強し、多くの参考書をするのではなく、これと決めた物をしっかりやり込みました。英語はすぐに身につく物ではないので、英単語、リスニングは通学時間を使い毎日必ず英語に触れるようにしていました。
 志望校が決定してからは、過去問や実践模試など応用力を必要とする問題を解いては先生に添削してもらい、指導してもらいました。特に数学は1問を1時間かけて解くような問題を集中して解ける学習をしました。
 国公立大学希望の学生はがっつりと私大対策をする必要はないと思います。共通テストで基礎力を、2次対策で応用力を身につければ自ずと私大の合格の道は見えてくるはずです。

H.Hさん(丹波市立青垣中出身 )

令和3年3月アカデミーコース卒業

兵庫県立大学看護学部(学校推薦型選抜) 合格 

 私はこの大学に受かるために、3年分の過去問を解きました。共通テストに向けての勉強との両立はとても大変ですが、単語の暗記はどちらでも必要なので集中して行いました。
英語の小論文について、問題文中に難しい単語が平然と並んでいるので、全ての単語を知っていることは厳しいと思います。派生語に注意し、英文の雰囲気を感じとることを心がけてみると良いと思います。
 面接については、できるだけ多数の先生方に見てもらい、色々な意見をもらいました。そこで、自分の中でより良い言い方を考えていきました。考えたことを丸暗記して面接に挑むと、臨機応変に対応できなくなって頭が真っ白になってしまう危険性があるのでやめた方がいいと思います。自分がその大学に行きたい理由、その学部を志す意志を強くアピールすることが大切だと思います。くじけそうになっても自分自身の能力を信じで頑張ってください。

A.Yさん(丹波市立春日中出身)

令和3年3月アカデミーコース卒業

兵庫県立大学国際商経学部(学校推薦型選抜) 合格 

 私は兵庫県立大学国際商経学部経済学経営学コースに推薦入試で合格しました。
 試験は小論文と面接でした。小論文対策としては、まず、過去2年分の問題を解きました。そして、英文要約は英語の先生に、意見文と小問集合は国語の先生に添削してもらいました。また、英文要約と意見文は数をこなして文字数の感覚を掴もうと、ノートを作って先生に課題をもらい、練習を重ねました。面接については、過去数年分の受験レポートを見て、その全ての質問に自分なりに答えられるようにしました。そして先生に面接練習をお願いし、答え方が曖昧なところを詰めていきました。
 実際の試験では、小論文は先生に何度も指摘されたことに気をつけました。まず、小問集合では文章を一語一語、しっかりと読むことです。文章を何度も読み、見落としが無いか確認しながら取り組みました。次に、意見文では自分の受験する学部を意識しながら書くことです。自分の意見を、できるだけ経済、経営に繋げるように気を付けました。英文要約では理解しきれない箇所がありましたが、無理をせず、あっさりと書くようにしました。面接では、質問内容は大きく分けて、私の発言に対するものと、先生に書いて頂いた推薦書に関するものの2つでした。だから、予め先生が推薦書に書かれた内容を聞いていてよかったと思いました。面接官の方は3人とも、物腰が柔らかく、私が話すことに対して相槌を打ちながら聞いてくださったので、緊張しすぎずに、練習よりも落ち着いてできました。小論文も面接も、繰り返し対策をしたことが活きていると感じられたので良かったです。
 入学後は経済、経営をはじめとして様々なことを幅広く学び、誰かに喜んでもらえるようなサービス提供者を目指して頑張ります。

Y.Mさん(丹波市立春日中出身 )

令和3年3月国際コース卒業

兵庫県立大学国際商経学部(学校推薦型選抜) 合格 

 私は、兵庫県立大学国際商経学部グローバルビジネスコースを推薦入試で合格しました。入試は全て英語で行われました。内容は約200語の英文要約、設問、約250語の意見文と面接でした。筆記試験は2時間、面接は10分ほどでした。
 入試対策として単語を覚えたり、要約や意見文を書き、それを英語の先生に添削してもらったりしました。意見文の練習は英検、TOEIC、IELTSのライティング問題の過去問を使用しました。また、意見文や要約に関しては時間内に書くことを重視しました。
 面接対策は少し遅いのですが、入試1週間前から始めました。先生方に頼み、放課後などの空いている時間に練習しました。先生方との面接練習は自分では考えつかなかった予想外の質問をされ、柔軟な対応力と本番への耐性が身に付きました。
 実際に入試の筆記問題はやはり練習していても難しかったです。途中で解くのを諦めようとさえ思いました。でも後味が悪いと思い、諦めずに書ききりました。あの時途中で書くのをやめていたら合格していなかったと思います。諦めないことの大切さを入試で学ぶことができました。
 一方、面接は面接官の方々が柔らかい雰囲気でリラックスして受けることができました。内容は思ったより難しいものではなく、志望理由や質問の答えに関するものが多く聞かれました。しかしたまに予想外の質問をされて驚きましたが冷静に対処することができました。だから面接では内容よりも対応力を重視して見られていたのかなと思います。
 推薦入試は筆記試験の手応えがなかったので不安でしたが合格することができました。大学ではマーケティングを中心に学び、将来に生かしたいです。

S.Hさん(福知山市立南陵中出身)

令和3年3月国際コース卒業

兵庫県立大学環境人間学部(学校推薦型選抜) 合格 

 私は兵庫県立大学環境人間学部に推薦入試で合格しました。試験内容は小論文と面接でした。小論文は2ヶ月前から書く練習を始めました。初めは、天声人語の英語訳を先生からもらいそれを要約していたのですが、私には難しすぎると思ったので、朝テストの速読の文章を活用しました。文章を書くのに慣れてきたら、本番と同じように時間を計って書きました。内容の濃い文章を書くのも大事ですが、時間に間に合わなければ元も子もないので、早く書く練習が必要だと思います。本番では、要約は予定通り20分ほどで書くことができましたが、意見文に戸惑ってしまいました。7割ほど書いていた文章が問題の趣旨に沿っていないと感じ、迷いましたが書き直しました。今では書き直してよかったなと思っています。2問目は選択問題で、文章とグラフを読み取る問題を選択しました。グラフの読み取りは国語の授業などでよくやるのでスラスラ書くことができました。最終的に時間が10分ほど余ったので、誤字脱字がないか見直しました。
 面接では、3人の面接官からそれぞれ質問をされました。おそらく、全受験生共通の質問は志望理由くらいで、あとは志望理由書や私の解答に沿った質問でした。私は、ボランティア活動や児童クラブでのアルバイトの経験があり、そこで何を学んだか、問題点はあったのか、またそれをどのように解決したのかなどを聞かれました。その際、事前に作っておいたマッピングがとても役に立ったので、面接や志望理由書において自己分析はとても重要だと思います。本番までに何度も先生に面接練習をして頂き、予想外の質問にも臨機応変に答えることができました。
 完璧な出来だったとは思いませんが、無事合格することができたので、勉強を怠らず入学の準備をしたいです。

N.Sさん(綾部市立豊里中出身)

令和3年3月アカデミーコース卒業

滋賀県立大学人間文化学部(一般選抜) 合格

 私が滋賀県立大学に進学したいと思うようになったのは、高1の夏でした。高1から進路学習があり、先生に夏休み中、オープンキャンパスに行くように言われ、志望校を調べ始めたのがきっかけです。最初は、「高1からオープンキャンパスに行くのは早いのではないか」とも思いました。しかし、今となってはそれがやる気、モチベーションにつながり、合格ができたのだと思います。早い目標設定は、自分がやるべきことを明確にしてくれるのでとてもオススメです。
 私が受験した科目は、国語、英語、政経、地学基礎、生物基礎でした。現代文はひたすら問題を解いて慣れるようにしました。古文、漢文は基本的な古単や句形を覚えた後に、教科書を速読して、頭の中で早く簡単に訳せるようにしました。英語は、基本的な英単を覚えた後に、毎日長文に触れ、すばやく訳せるようにしました。政経は参考書を自分でノートにまとめ直し、そのノートを覚えた後に、問題を解き、間違いはしっかり見直しました。地学基礎、生物基礎は問題集に答えを書き込み、隠しながら覚えた後に、しらないことを覚え直しました。どの教科もずっと同じ参考書などを使い、知識が混乱しないようにしました。
 何より1番大事なのは日々の勉強です。受験勉強だけでなく、毎回の定期テストに全力で挑むことが大切です。

M.Nさん(丹波市立春日中出身 )

令和3年3月アカデミーコース卒業

神戸市外国語大学外国語学部(一般選抜) 合格

 共通テストで受験する教科は多いので計画を立てて学習することがとても大切です。一つの教科に勉強時間の比重が偏ってしまうと後で後悔することになるので、その日のうちにすることを朝、紙に書いておいてチェックを入れるとしっかりできます。得意な教科は戦力になるのでそれを伸ばすのも大切ですが、苦手から逃げるのももったいないです。1点、2点の差は大きいです。二次試験は教科数も減り楽になりますが気を抜いてしまうと意味がないです。共通テストの次の日には一日勉強せずに休みこれからの計画と方向性を固めましょう。私は二次試験は英語と国語でした。英語は単語文法読解の三つを中心に勉強しますが志望大学の傾向に合わせて勉強時間のバランスを決めてください。私はとにかく読解と単語に時間を使いました。単語は多くて嫌になりますが、単語帳を毎日一周は目を通しました。またどうしても覚えられない単語は紙に大きく書いて部屋の壁に貼って目につくようにしていました。読解は過去問をとりあえずやり込むことです。志望大学より少し上のレベルを解くと本番自信を持って回答できます。国語は過去問以外に隙間時間に本を読んだり漢字を覚えたりしていました。先生たちがたくさん手伝って助言してくださるのでたくさん頼って本番全力を出し切ってください。

B.Sさん(福知山市立日新中出身 )

令和3年3月国際コース卒業

神戸市外国語大学外国語学部(総合型選抜) 合格

 私は中学2年生のとき初めて日本に来て、そのときは日本語が全然話せませんでした。日本に来てから、通訳の方や国語の先生と一緒に一生懸命日本語を勉強しました。だから、私は国公立大学に進学したいと考えていましたが、外国人として日本語の勉強が不足していると思っていたので、大学に進学できるかずっと悩んでいました。しかし、私は幼い頃から英語を習っていたので、英語外部資格をたくさん取ったり、英語スピーチコンテストに参加したりして、それらを活かし合格することができました。
 合格のためには、英語外部資格をたくさん取得した方が良いと思います。そして総合型選抜では活動報告書が必要なので、英語スピーチコンテストなどに参加し、さらに受賞したらアピールになるのでぜひ挑戦してみてください。また、成美高校にはたくさんの留学生が毎年来ているので彼らに日本語を教えるなどの異文化交流する機会が多く、そのチャンスをうまく利用してほしいです。
 レポートに関しては、毎日、新聞の記事を選び、それについての意見文を書いたり、政治経済や倫理の授業を聞いて、レポートを書いたりしました。また、過去問にも取り組み、国語の先生にチェックしてもらいました。次に、面接についてですが、志望理由書や活動報告書の内容を中心として大学でやりたいことを考え、自分の答えを明確に伝えることが重要です。本番では、緊張するかもしれませんが、自信を持って笑顔で話すことも大事です。
 大学受験に向けて、多くの困難が待ち受けているとは思いますが、強い意志があればどんな事も乗り越えられるはずです。頑張ってください。

Y.Tくん(丹波市立春日中出身)

令和3年3月アカデミーコース卒業

神戸大学経済学部(学校推薦型選抜) 合格

 私は神戸大学の経済学部に学校推薦型選抜を利用し合格しました。神戸大学には他にも総合型選抜や志選抜などの様々な推薦入試がありますが、経済学部と経営学部は学校推薦型選抜で、面接・口頭試問や小論文試験がなく事前に提出する自己推薦書等の書類と共通テストの得点だけで決まる一般入試への負担が少ない入試でした。しかしこれは裏を返せば書類と共通テストだけで決まるので、試験後に小論文試験や面接などで逆転する機会はないということです。だから自己推薦書の内容を充実させ、共通テストで良い得点を取る必要があります。私の得点率は傾斜81%でした。年によって異なると思いますが、80%以上が目安だと思います。一般入試に向けての共通テスト対策がそのまま推薦入試の対策へとつながるので、共通テストで点数が取れれば推薦で受かる可能性もあがり、仮に落ちたとしても一般入試で有利になるのでメリットがたくさんあります。
 私は高3になる前から神戸大学経済学部に行きたかったので、二次試験で必要な国語、数学、英語を中心に勉強を続け、共通テストと二次試験の割合は1:1だったので共通テスト対策は夏前から継続して行っていました。共通テストは昨年までのセンター試験と大幅に変化する部分が多く、基礎知識の定着と並行して、試行調査に類した新傾向の問題をたくさん解き、傾向に慣れていたことが自分の合格につながったと思います。国語や英語、数学は問題文量が増えるうえに試験時間も厳しいので、漢字や英・古文単語、基本的な公式などを早めに定着させて、問題を解き長文読解・判断スピード、大問ごとの時間配分、自分なりの解法のプロセスを身に付けることが大切だと思います。理科や社会に関しては、冬頃から始めれば間に合うというのを耳にするかもしれませんが、それは本番前に死ぬ気で勉強した人たちだと思って下さい。私は二次試験で理科社会がいらない人でも夏から秋頃から対策を始めた方がいいと思います。試験後に「もっと勉強すればよかった」は遅いので毎日少しずつ継続した学習をすることが重要だと思います。
 自己推薦書に関しては、「大学で何を学びたいのか、それをなぜこの大学で学びたいのか」と「自分の経験に触れながらの自己分析」を書きました。自己推薦書の内容は合否に大きく影響するので、先生方に添削をしていただきながら、友達からの客観的な自分の評価を分析し書くのがいいと思います。
 最後に、入試を終えて感じたことは「受験は団体戦」ということです。学習面や生活面でサポートしてくださる先生方や一緒に受験勉強を頑張る友達、そしていつでも自分を支えてくれた家族のサポート、応援があったからこそ合格できたのだと思います。受験勉強をするときには自分の将来や大学に入ったあとを思い浮かべながら、サポートしてくれている人に感謝の気持ちをもつことで自然と「頑張って絶対に合格しよう」という思いが湧いてくると思います。新3年生の皆さんも何でもいいので「目標」を持って受験勉強を頑張ってください。

S.Uくん(福知山市立桃映中出身)

令和3年3月アカデミーコース卒業

神戸大学理学部(一般選抜) 合格

 私が本格的に受験勉強を始めたのは、高校2年の秋でした。それまでは定期テストに照準を合わせて勉強しており、国語、数学、英語の基礎はほとんど固まっている状態でした。理系は数Ⅲと物理・化学が大変だと聞いていたので、その時期から先取り学習を始め、3年生になるまでに一通りの学習を終わらせました。6月に学校が始まる前のコロナ休み期間に、理系科目を中心に問題演習を積み、基礎の徹底に努めました。学校が始まると、模試の回数が増えて、さらに忙しくなりました。夏は共通テストの勉強に専念しましたが、理科や数学は2次試験につながる勉強を心がけました。秋は神戸大学の過去問を10年分解きました。過去問演習においては、ただ問題を解くだけでなく、問題の難易度や頻出範囲、問われ方などを分析することにも重点をおきました。今から思えば、これらのことが合格につながったのだと思います。共通テストと2次試験の得点配分が1対1の神戸大学で、私は共通テストで失敗してしまい、共通リサーチではCやD判定を取り、ショックを受けました。そんな中、学校の先生は私の2次力やA,B判定の人たちとの点差を考慮した上で私の出願をおしてくれ、目標点の設定や、合格点に達するためのシミュレーションを一緒にしてくださりました。試験本番は、特に英語や化学で過去問演習の成果が出て、気持ち良く解答することができました。
みなさんもぜひ大学の過去問を3年、5年とは言わず10年分解いて、対策をしてほしいと思います。

N.Hさん(福知山市立日新中出身 )

令和3年3月アカデミーコース卒業

九州歯科大学歯学部(総合型選抜) 合格

 私は幼い頃から医療関係の職に就きたいという思いを強く持っていました。人生の中で大半を占める労働で人々の命と健康を守り、やりがいを持って仕事をしたいと思ったからです。
歯科医になりたいと思うようになったのは2年生のときでした。そこから九州歯科大学の総合型選抜入試を受験することを決めました。1次試験の面接で半分以上が落とされるのでとても不安でした。1ヶ月間毎日いろいろな先生の元へ行き面接練習をしました。大学のホームページやパンフレットを沢山見て大学に入りたいという思いを全面的にアピールしました。練習のおかげで自信がつき、1次試験は通過しました。
 2次試験は小論文と討論で、小論文は2週間以上毎日書きました。しかし、討論の練習は2回しかしていなかったので討論の本を買い、ポイントをおさえました。自分の意見を述べる力はもちろん必要ですが、人の意見をよく聞くことも大切です。私は一度も司会をしませんでした。司会をするかどうかは合否には関係ないので自分に合った方を選択すべきです。
 残るは共通テストです。絶対取らなければならない点数を私はテスト1週間前の最後の模試まで一度も取れたことがありませんでした。そこから1週間以上必死に勉強しその点数を越えられました。現役生は最後までのびるという先生の言葉を信じてよかったです。
 図書館は静かすぎて息がつまるので、私は友人とカフェで朝から夜まで勉強しました。テスト前日はリスニングをしたり、公式を確認したりして自信がつくように高めました。当日は疲れるのでチョコレートを持っていくことをオススメします。緊張すると思いますが夢への第一歩、勇気を持って頑張ってください。応援しています。

S.Fくん(丹波市立氷上中出身)

令和3年3月アカデミーコース卒業

愛媛大学工学部(一般選抜) 合格

 共通テスト初日の国語でマークミスをしてしまいました。頭が真っ白になりました。絶対マークミスなんてするわけないと思ってこれを読んでいるそこの君。マークミスしないように常に見直しをさぼらないでください。受験勉強は6月学校が始まると同時に始めました。8月はすごく気合いに満ち溢れていました。しかし、オープン模試を受けたあとは燃え尽き症候群になりました。そこから結構ひきずって1ヶ月くらいダラダラしていました。点数がそれをあからさまに示していました。11月後半からペースを取り戻してきて共通プレテストでは志望校を受けられるくらいになりました。共通テストのパックではそれなりに取れました。そして本番。まさかの1日目で絶望のマークミス。仕方ないので切り替えました。そして2次の対策をして、本番そこそこの出来で合格できました。伝えたいことは4つあります。①勉強する友達を作ること。毎日一緒に頑張れる友達が必要。②長時間勉強するのを継続すること。模試が終わるとさぼり気味になるので気を付けてください。③クラスみんなで仲良くしてください。家で勉強すると人と話さなくなるので、クラスの友達といろいろ話してください。④最強の教科を作ってください。1つ信じられる教科があるだけで変わります。
 みなさんが志望校に行けることを願っています。頑張ってください。

K.Yくん(福知山市立川口中出身)

令和3年3月国際コース卒業

京都工芸繊維大学工芸科学部(総合型選抜) 合格

 何故京都工芸繊維大学にダビンチ入試で受験したかというと、国公立大学で情報工学が学べ、合格が早く出る推薦入試があるからです。また、このダビンチ入試は、大学で実際に大学範囲の授業を受け、それについての問題を解くという試験があります。その問題は、他の入試とは全く違い、思考力や考察力、理解力を問うような試験であると知り、私が得意な内容だと感じたので、受験することを決めました。
 私の受けた令和三年度入試では、新型コロナウイルスの影響で、従来の入試より面接などの試験項目が減っていて、1次試験は志望理由書のみだったので、ダビンチ入試を受けると決めた日から、 国語の先生に志望理由書を添削してもらい、推敲して完成させました。
 オンラインでのオープンキャンパスで、ダビンチ入試の対策方法を尋ねたところ、共通テストの勉強をしておいた方がよいと仰っていたので、それをしました。また、2次試験の過去問で物理の問題が出ていたので、黄色本を使って物理の勉強を進めました。また、国語の先生を頼って少し小論文対策もしました。
 受験当日は朝9時に大学集合だったため、前日の午後から公欠をもらい、午前の授業が終わったら電車で京都へ行き、一晩泊まりました。試験内容は全て記述問題で、午前は思考力を試されるような面白い問題でした。午後は、私は地域創生Tech Programを受験したので、小論文の試験を受けました。過去問では、英文の和訳、要約などが出ていたけれど、当日の試験では小論文のみだったので、少し驚きながら解きました。
私が受験したこの入試は、コロナ禍により試験項目が少なく、あまり参考にならないかもしれませんが、共通することとして、対策をしっかりして傾向を掴み、受験に向けて頑張ってください。

S.Tくん(舞鶴市立白糸中出身)

令和3年3月アカデミーコース卒業

京都工芸繊維大学工芸科学部(総合型選抜) 合格

 私は、京都工芸繊維大学のダビンチ入試という方式で受けました。ダビンチ入試とは、いわゆる総合型選抜のことで、例年は一次選考に書類審査と面接があります。しかし、今年はコロナウイルスの影響で、一次選考は出願書類だけの選考でした。例年より受けやすい状況であるにも関わらず、私は自己推薦書の作成に取り掛かるのが遅く、不十分な形で出願せざるを得ませんでした。
 出願後は、共通テストの勉強をしつつ、電車に乗っている間などで、二次対策をしました。二次試験は、小論文と、実際に大学教授の講義を受け、それを元に問題を解くという試験でした。例年はこれらに加えて、ディベートと、英文を日本語要約する試験もあったのですが、今年はなかったのでラッキーでした。講義内容は、昨年までの学域共通ではなく課程ごとに異なり、私の受けた電子システム工学課程は、例年同様、物理の問題でした。小論文は、地域創生に関わる内容のものでした。英文がなくなった代わりに、問題が1題増えて全部で3題ありました。私は、実際に小論文を書いて添削してもらうことはありませんでしたが、地域創生に関わる本を読みました。本当に対策をほとんどできずに挑みましたが、今年の状況だからこそ、ぎりぎり受かったのだと思います。来年受験する人は、大学を決めてから、自己推薦書や小論文をすぐに先生に添削してもらい、万全の態勢で受けられるように頑張ってください。

T.Nさん(京丹後市立網野中出身)

令和3年3月進学コース卒業

滋賀大学経済学部(学校推薦型選抜) 合格

 私は3年生になりいざ進路を決めるとなった時、私には特にやりたいことがなかったので、どこに進学すべきか悩みました。私は高校に入学する前、両親と大学は国公立に進むという話をしていたので、私はなんとなく国公立の大学に進もうと考えていました。しかし国公立の大学といっても学校や学部は多くあり、どこに進むか決められませんでした。そこで、担任の先生に相談したところ、私は11月頃までサッカーを続けようと考えており、その上で5教科の勉強を行うのは厳しいということになり、国数英の3教科で入試が行われる滋賀大学を志望校に設定しました。
 そして、まず滋賀大の学校型推薦入試を受けることを決めました。その試験は一次と二次に分かれており、一次試験は小論文の試験でした。私は元々文章を書くのが苦手で、論理的に書くことができませんでした。そこで私は11月の試験に向け、夏休み前から準備を始め、小論ノートというものを作り始めました。しかし、それがずっと続けられたわけではありませんでした。推薦入試が落ちたときのために、国数英の勉強も怠らず、なおかつサッカーにも力を入れていたので、小論文になかなか手をつけられませんでした。そして試験当日をむかえました。手応えはほとんどなく、正直落ちたと思っていました。しかし結果を見ると一次合格でした。この試験は、調査書や推薦書も評価に入るものでした。私は入学当初から文武両道を心がけており、ある程度の評定は取り続け、さらに数検、漢検、英検の二級を取得していたのでそれが影響したのではないかなと思います。そして2次試験の面接は口頭試問のため、定型的な面接練習ではなく予備知識の蓄積に時間をかけました。そして本番では緊張はしたものの、納得できる面接になりました。そしてなんとか合格することができました。試験前だけでなく、常日頃からの努力が合格につながったのだと思います。

N.Nさん(与謝野町立加悦中出身)

令和3年3月アカデミーコース卒業

鳥取大学地域学部(一般選抜) 合格

 私は後期試験で鳥取大学地域学部国際地域文化コースに合格しました。私の受験生活を振り返ってひとことで表すとするなら「苦」です。私は3年生の春、本格的に受験生となったとき国際系の学部に行きたいなとは決まっていましたが、明確にここの大学に行きたいというのがなく正直、楽して受かりたいと考えていました。しかし、担任の先生と面談したり、クラスの人の目標を聞いたりする中で私も最後まで頑張ろうと決意し、徐々に行きたい大学も決まりました。私は、家で長時間集中して勉強することができなかったので塾や学校、図書館などを上手く利用しながら受験勉強に励みました。だんだん試験の日が近づいていく中、思うように点数が伸びなくて自信もなく不安な日々がありました。そんな時、私が実感したのはクラスメイトの存在の大きさです。目標は違ってもみんなが頑張っている姿を見ると、私も頑張ろうと思えました。また、不安な時はお互いに励まし合って、それに何度も助けられました。そして、分からない問題があるとすぐに先生方に聞き、教えてもらいました。私は共通テストで思っていた点数が取れず、最初に志望していた大学を受けるとこはできませんでしたが、担任の先生と話合いながら自分のやりたいことができる大学を選ぶことができました。前期試験では悔しい思いをし落ち込みましたが、すぐに気持ちを切り替えて後期試験へ向けて先生方に添削をお願いし小論文の対策を行いました。
 私は最後まで諦めなかったからこそ合格できたのだと思っています。今思うと周りが合格していく中で、共通テスト後の最後の2ヶ月間は本当に苦しかったですが、最後まで諦めずに頑張ってよかったです。「努力は必ず報われる」本当にこの言葉通りだと思いました。家族や先生方、友達のおかげで受験生活を乗り越えることができました。苦しい時はいろんな人を頼って、最後まで諦めず頑張ってください。

I.Tさん(福知山市立川口中出身)

令和2年3月アカデミーコース卒業

島根大学医学部(学校推薦型選抜) 合格

 私は中学3年生のときに医師を目指すようになり、成美高校への進学を決めました。
 高校では、授業の復習や宿題は休み時間などを利用して行いました。放課後は分からない問題を担任の先生に質問して、それ以外の日はなるべくすぐに塾へ行き自習をする生活を送りました。
 私は英語が好きで数学が苦手で、受験が近づくと数学にかなり時間を割きました。でも、苦手教科ばかりしていると好きな教科の力が落ちてしまうのを感じたので、好きな教科も毎日することが大切だと思いました。
 受験が近づくにつれて、不安に思うことが本当に多かったです。成績がこのまま伸びなかったらどうしようと毎日思いました。そんなとき、担任の先生はいつも相談に乗ってくださりました。先生方がとても優しく親身に寄り添ってくださるところが成美高校の魅力だと思います。皆さんも、不安なこと、疑問に思うことは先生方に相談されると良いと思います。
 受験ではしんどい思いをたくさんしますが終わった今はやり切ったということが自信になっています。皆さんも夢に向かって思いっきり頑張ってください。

植山壮太(丹波市立和田中学校出身)

令和2年3月アカデミーコース卒業

京都大学(工学部)

 成美に入学して同級生ともなじみ始めた6月ごろから、志望校を京大に決めました。ただ、その時は漠然と、「化学が好きだから工学部の化学系に進んで、三年生の時の成績次第で大学は決めようかな」という程度で、たいして固執しているわけではありませんでした。ただ、様々な経験を通して、すぐに京大で研究したい思いが強くなっていきました。例えば一年生の時に行った京大の学祭で、奇抜な着ぐるみを着た人が歩き回っていたり、独特なサークルのワークショップが開かれていたりと、自分のやりたいことをしていた先輩方を見て、まさに京大の「自由の学風」を実感することができました。また、京大で開かれた高校生向けの講義にも参加し、話自体は眠たくなるほど難しかったですが、その後建物内の設備を見せてもらい、その迫力に圧倒されました。
僕は塾や予備校に通わずに勉強を進めてきましたが、その大きな理由は、他人に勉強スタイルを強制されたくなかったからです。受験勉強といえば、ただひたすらに机に向かって問題を解き続けることが一般に想像されるかと思いますが、僕はそれが苦手だったので、動画を見ながら問題を解いたり、ペンを走らせることなくただ参考書を読み続ける日があったりと、飽きないように勉強していました。
 一年生の時は学校の授業を大切にし、基礎を徹底しました。ただ模試の結果はあまりふるわず、京大でE判定が出るのも当たり前でした。一年生の後半から二年生にかけては、地理、物理、化学の予習を進めながら、センター試験の対策を進めました。この時期に計十回センター型の模試を受け、そのたびに点数を分析して次の模試へと活かしながら、学力を上げていきました。その結果、前年のセンター試験で自分でも満足いく結果を出すことができ、大きな自信となりました。
 三年生になってすぐ、京大の二次試験に視野を当てました。夏休みまでは不十分な科目を仕上げつつ地力をあげ、それ以降はひたすら過去問ばかりを解いていました。理系科目は自分である程度理解できたので、27年分を一通り終えましたが、京大の英語と国語はくせが強く、とても自力でこなすことはできないと思ったので先生に添削をお願いしました。
 直前期はセンターと二次のどちらを重要視するかが大事だと思います。僕の場合、配点が二次に偏っていたため、直前のセンター対策は一ヶ月間だけにするように計画しました。結果としては国語で一年前に自分がとった点数よりも低いという大失敗を犯し、目標として九割にはわずかに届きませんでしたが、あまり気にすることなく、残りの日々を二次試験の勘を取り戻すことに費やしました。本番は前日の寝付きが悪くなるほど緊張しましたが、いつも通りやるだけだと腹を括り、難化にもしっかり対応し、全力を出せたと思います。
 僕が成功した一番の原因は、早い時期から入試向けの勉強を習慣づけたことです。高校で習う内容(特に物理や数学)は深い理解に時間を要するので、授業を受け身で聞いているだけだったり、一朝一夕の勉強では身につきにくいと感じました。だからあっという間の高校生活のいつに受験をスタートし、時間を確保するかがカギとなりました。
これから高みを目指される後輩の皆さんには、できるだけ早く受験と向き合うことをお勧めします。

浅井千代(丹波市立和田中学校)

令和2年3月特進文理国際コース卒業 

国際教養大学(国際教養学部)

 私は国際教養大学に興味を持ち始めたのは高校2年生の12月。留学から帰ってきて周りがどんどん志望校を確定していく中、1年生の時からぼんやりと目指していた大学をとりあえず第一志望として勉強していたとき、国際教養大学の存在を知って、ここしかないと思い志望を決定しました。
 国際教養大学を選んだ一番の理由は、自分の性格、大学でやりたいことをすべて考慮した上で、自分にぴったりの大学だと思ったからです。利便性で溢れかえった都会から少し離れた秋田県で勉強に特化した四年間を送れる。さらには24時間英語というコミュニケーションツールを使って過ごせる。一言で言えば「日本の中で一番日本らしくない大学」国際教養大学は私にとってとてもとても魅力的に映りました。
 しかしながら、私の入りたいという強い気持ちとは裏腹に模試の結果は常にE判定。1年間の留学で2年生の学習内容は全くできていない。その上マネージャーとして所属していたサッカー部は「引退が3年生の11月で、週末は部活に明け暮れる」という受験生としてのコンディションは最悪で、周りの先生方には進路の話をするたびに「どれか一つ諦めろ」と言われていました。
 もちろん受験期の文武両道は体力的にも精神的にも厳しく、途中で何度も諦めそうになりました。しかし私がそんな中で部活も大学も諦めずに合格を勝ち取れたのは、自分で決めたからには最後までやり抜きたいという強い気持ちと、自分にはこの大学が合っているという絶対の自信があったからです。これら二つの気持ちがあったから弱音を吐く暇も惜しんで、受験日のギリギリまでいろんな先生に面接練習を頼み込み、朝から晩まで面接練習、小論文対策、そして一般入試に向けての勉強を併行して行いました。
 こうした怒濤の受験期を乗り越えた私からこれから進路を決めていく皆さんに伝えられることは、まずは自分が本気でやりたいと思うことを見つけ、最後まで絶対に諦めないことです。人によって就職や大学進学の違いはあるかもしれませんが、今のうちに自分が何をしたいのかをしっかり悩んで考えてください。はっきりとした将来の夢でなくても、自分がどんな人間になりたいのか、そのためには何が必要か明確にしてください。そしてもしそれが周りの人に反対されることがあったとしても、自分が本当にやりたいと思ったことは貫き通してください。もちろん環境的に難しい人もいるかもしれません。でも周りが何と言おうと最終的には自分の進む道を決めるのは自分自身しかいないということを忘れないでほしいです。
 大学受験、たくさんの不安があると思いますが、最後まで諦めずにやり切った者の勝ちです。頑張ってください。

足立玲音(青垣中学校出身)

令和2年3月特進文理国際コース卒業

神戸市外国語大学(外国語学部)

 僕が中学生の頃から留学する環境や、サポートが充実している福知山成美高等学校の特進文理国際コースに憧れがあり、そこで留学することを決意していた。実際に僕は1年生の1月から2年生の12月までオーストラリアのアデレードに滞在していた。
 さて、僕が神戸市外国語大学のAO入試で合格できた理由を自分なりに分析してみる。第一に、留学へ行き英語力が飛躍的に向上したからだ。しかし、24時間英語漬けの環境にしているだけで自然に英語が話せるようにはならない。積極的に言葉を交わすにつれて上達していくと考える。第二に、英語以外の言語習得にも挑んだからだ。僕は留学中に中国語に触れる機会があり、必履修科目として第二外国語を学ばなければならないことを知っていたので、中国語の学習にも努めた。第三に、帰国後にたくさんの英語の資格や検定、いわゆる英語外部資格を受験したからだ。多くの大学の推薦入試やAO入試などでその提出を課している。それぞれの検定によって測られる能力が異なるので、いろいろな検定を受検し、CEFRのC1に相当する英語力があればよい評価を受けられると考える。第四に、体験授業とそれに関するレポート作成があったので日頃からニュースに目を向け、頭の中で自分の意見を考えることにした。先ほど述べたように、ただニュースを見ているだけでは本番で自分の意見を論理的に示すことはできない。その意見が間違っているかどうかは関係ないので、白黒はっきりした意見を持つようにしてほしい。面接練習についてだが、成美高校の先生を上手く利用してほしい。過去の先輩方の受験レポートやその学部に共通している質問をもとに本番と同じ環境での練習に励んだ。

細見佳乃子(春日中学校出身)

令和2年3月アカデミーコース卒業

兵庫県立大学(環境人間学部)

 私は兵庫県立大学環境人間学部に推薦入試に合格しました。試験内容は英文を含む小論文と面接だったので、二ヶ月前から小論文を書く練習を始めました。最初はまず意見を書くことに慣れるために、時間は気にすることなく数をこなすことが大切だと思います。また、英語の問題は、注釈が付いているし、単語や文自体は難しくないので、一ヶ月ほど前からいろんな英文の問題を読んだり、早く読む練習をしていました。本番では英語の問題は必答で、選択問題では文章と表、グラフの読み取りを選びました。時間は120分と余裕がないので、始まる前に時間配分を考えていましたが、案外英語の問題で手間取ってしまい、決めていた時間よりロスをしてしまいましたが、選択問題で挽回することができました。選択問題では、問題文をまず一通り読んでから、文章やグラフを読み取ることが重要だと思います。また、問題文に対して的外れなことを書かないように気をつけました。自身の意見を書く問題では、図や表のデータも織りまぜながら書くことも意識しました。最終的に十分ほど余り、見直しなどをしていましたが、周りの受験生はまだ取り組んでいる人が多く見られました。また、終了後には間に合わなかったという人もいたようなので、小論文は内容もですが、時間との勝負だと思います。次に面接は、試験官は三人で、一人ずつから質問される形式でした。本番までに三回、学校の先生と過去の資料をもとに練習しましたが、あまり練習した内容は聞かれませんでした。面接官は、人によりけりだと思いますが、私の番ではおそらく厳しい方だった思います。ですが、将来やりたいことや兵庫県の魅力、予想していなかった質問に臨機応変に対応して言えたことが良かったのかなと思います。正直、面接が手応えがなかったので不安でしたが、合格することができたので、私の夢の実現のために四年間様々なことを学んで、成長していきたいです。

山内菜江(春日中学校出身)

令和2年3月アカデミーコース卒業

兵庫県立大学(看護学部)

 兵庫県立大学看護学部に推薦入試で合格しました。
 試験は小論文と面接でした。小論文の対策として、過去三年分の問題を解き、先生に添削をしてもらいました。本文は英文であり、本文に関する問題の問われ方を把握した上で、どんな英語の文章であってもできるだけ早く問題を解き、最後の六百字の小論文に時間がかけられるよう意識して過去問に取り組みました。また、試験には英和辞書の使用が可能でしたが、できるだけ辞書を使ってわからない単語を調べる時間を少なくするために、単語帳を使って少しでも多く英単語が覚えられるよう取り組みました。面接対策は三年分ほどの過去の受験レポートを元にして、先生に見てもらい、過去に聞かれたどの質問にも自分の意見がしっかり言えるようにしました。
 実際に試験を受けて、小論文はわからない単語がいくつかあって、何度か辞書を使用しましたが、時間配分を意識しながら焦らずに落ち着いて解くことができ、最後の六百字の小論文も最後までしっかり自分の意見も含めて書くことができたので、過去問を解いて問題の傾向をあらかじめ知って、時間を意識した対策が役に立ったのだと思いました。面接では、対策していた質問がされて、それについて深く聞かれたので、全く予想していなかった質問はほとんどなく、どの質問に対しても自分の考えをはっきり述べることができました。面接官の方皆さんがとても優しく、笑顔で質問したり、私の話を聞いてくださったこともあり、緊張しながらも落ち着いて笑顔で話すことができたのが、何より良かったと思います。小論文でも面接でも、対策をしていた効果が非常にあったので、時間をかけてしっかりたくさんできたのが良かったのだと思いました。
 入学後は、将来の夢を目指して、確かな知識や技術を身につけ、実習で経験を積み、また多くの人と関わりを持つことで人間性豊かな看護師または保健師になれるよう頑張ります。

大山未桜(六人部中学校出身)

令和2年3月アカデミーコース卒業

兵庫県立大学(国際商経学部)

 私は兵庫県立大学の国際商経学部経済学経営学コースに推薦入試で合格しました。
 入試は英語を含む小論文だけだったのですが、それに向けてそれに向けてどのように勉強したらいいか分からなかったので、昨年同じコースに入学された先輩に電話をさせてもらって、勉強法や面接の質問内容を聞いて、それを生かしながら勉強を進めました。事前の勉強では小論文は、過去問をもらってそれを一通り解いて国語の先生に添削を頼みました。また、英語の長文を読んでそれを要約する練習もしました。英語の勉強は語彙力の不足を補うために英単語の本をずっと読んでいました。また、私が受験した学部では、時事問題に関する問題が多いようだったので、自分なりに最近話題や問題になっていることをまとめたりもしました。
 面接の対策は、入試の2週間前ぐらいから昨年に実際に聞かれた質問を参考にして、それに対する回答を考えていきました。数日前からは先生に面接練習をしてもらいました。面接官から具体的に質問されても答えられるように、自分が答えたことに関する質問も想定して面接練習を行いました。
 本番の小論文では、英文での問題の方が難しく、要約したり自分の意見を思いつくのに苦労しました。分からない英単語もあったのですが、そこは冒険せず分かる範囲でまとめることを意識しました。
 面接では、対策していた通りの質問が多かったので、安心して話すことができました。リーダーシップをとった経験に関する質問を多くされました。また、面接官の雰囲気がとても柔らかく、話しやすい環境でした。
 推薦入試は、一般入試の勉強を進めながらということもあり、あまり時間がとれないので時事問題に関する知識と文章の構成力を身につけることが一番重要だと思います。だいがくでは、マーケティングに関する知識を身につけたいです。

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